0

第98回派遣報告
団長:       橋本 昌美
団員: 歯科医師 井口 善貴
  
歯科衛生士 元家 由依 村上 尚美
犬塚 理恵
歯科助手 池田 映莉子
現地サポート ニエ

 
活動年月日 2016年6月25日 2016年6月26日
活動場所(施設名等)
午前の部 午後の部 午前の部 午後の部
時刻 開始 8時45分 13時30分 8時45分
    終了 12時00分 16時30分 11時30分
派遣団員内訳
歯科医師 2人  2人
歯科衛生士 3人  3人
その他 3人  2人
子どもたちとの交流
検診人数 52人 29人 12人
処置した人数 24人  17人 6人
処置内容
抜歯 1歯  2歯
サホライド  
充填 33歯  23歯 7歯
感根処、抜髄等、生切  
フッ素塗布  
歯石除去 2人   1人


13回目となるベトナムへ、今年も『関西チーム』を結成して
京都市伏見区 こがはしもと歯科医院  団長 橋本 昌美
6月23日、診療を終えてから、13回目の渡航となるベトナム・ホーチミンシティへ、私はいつも通りたまったJALのマイルを使い、もうひとり3月に私と同じ北海道医療大学の歯科衛生士専門学校を卒業したの犬塚理恵のふたりで、大阪伊丹空港から東京羽田空港を経由して飛び立ちました。昨年と同じタイム・スケジュールで、1年前は一緒の渡航で、4月に当医院を退職し札幌へ戻られた岩ア茉実を思い出しながら、早朝のホーチミンシティへ到着しました。
またスタッフの中で、唯一の経験者となる当医院の歯科助手の池田映莉子は3回目の渡航で、大阪府箕面市のよしだ歯科の歯科衛生士であられる元家由衣さまとふたりで、6月24日に関空からの直行便にて、出発しました
今回は、当医院のメンバー以外に井口善貴先生の参加が決まり、以前から参加を表明されていた歯科衛生士ふたりも加わり、とても素晴らしい『関西チーム』となりました。
 例年通り、活動前日の24日16時半、『ダクストン ホテル サイゴン』にて、1年ぶりにニエ君と再会しました。また井口先生とは、この時が初対面で、出身大学をお尋ねすると、私と同じ北海道医療大学とのこと、このチームに北医療大卒業が3人もいることにも、びっくりしました。そして皆で、そろって夕食を取りました。いつもならHASPDOへ前日準備に行くのですが今回は、諸事情で急きょなくなりました。
 大船渡市からご参加の歯科衛生士の村上さまは、私達が乗って来たJAL079便にて、活動初日の早朝にホーチミンシティへ到着で、間に合うかとても心配でしたが、無事に到着されて合流出来ました。
 先日の夕方まで、通常に勤務されておられたようで、また活動後の帰国も翌26日丸一日を使って戻られ、27日朝から通常通りの勤務とのこと、その熱心さには心打たれました。
さて今回は、直前に訪問施設も変更となり、ビンデュオン区にある孤児施設でした。
活動1日目、昨年と同じく午前50名、午後50名で希望を出していて、実際どれくらいの方々が来るのだろうか…と心配しながら活動開始。今回も明るい日本語学校の学生さんもふたりが、通訳について下さり、施設の皆様は、とても口腔内の状態が良く、処置不要の方も多数おられて、CR充填処置を中心に進めて、抜歯はひとりのみでした。
また今回はホーチミンシティの大学歯学部の先生方や学生さまやも参加して下さり、私たちの活動をサポートしていただき、とても心強いメンバーとなりました。
2日目も同じ施設で、午前中のみ50名の希望でしたが、12名の方々を診て、やはり充填処置が多く、抜歯は2歯でした。年々、確実に口腔内の状態は良くなっていると実感しました。
最後になりましたが、藤岡先生をはじめ現地のニエ君ら皆々様、井口先生、歯科衛生士の元家さま、短いスケジュールでのご参加だった村上さま、そして3度目の参加で、準備などを一手に引き受けてくれた当医院の池田と、新卒ながら、さらに初めての海外旅行ながら頑張ってくれた犬塚に、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました、そしてお疲れ様でした…。
来年も14回目を実現したいと考えており、また新しい先生や歯科衛生士の方々と今回、経験者となった犬塚と一緒に、この関西からチームを結成して、活動出来ればなぁ…と今から願っています。

JAVDO感想文
歯科医師 井口 善貴
平成28年6月24日から26日にかけて、JAVDOの第98回目の派遣活動に参加させていただきました。2日間ともに、ホーチミン郊外にある孤児院へ訪問しました。私は以前、他の国の孤児院にも訪問したことがあるのですが、やはり孤児院で生活せざるを得ない環境におかれている子供達の事を考えると、心が痛みました。
現地では、健診と充填処置を中心に行いました。口腔内衛生状態は、かなり個人差があるように思いましたが、概ね良好という印象を受けました。通訳の方を通じて、子供たちに聞いてみると、朝と夜の2回、みんなで歯磨きをするとのことでした。この習慣を毎日続けてください!と伝えてもらいました。予防の習慣が歯を守ることを、より多くの子供達に伝えたいと思いました。
ホーチミン大学からボランティアで来ている歯学部4年生の学生達は、初めから終わりまで、てきぱきと動いてくれて、最後まで、一緒に今回の活動を支えてくれました。
今回の経験を通じて、ベトナムの子供達に対して、自分が歯科医師としてできることは何かを考えて、行動していこうと思いました。
団長の橋本先生が率いる関西チームの皆様、現地サポートの皆様、本当にありがとうございました。

初めて参加したベトナムでのボランティア
医療法人スマイル会よしだ歯科 歯科衛生士 元家 由衣
学生の時に、歯科衛生士になったら海外ボランティアに参加する!という目標を持っていました。その目標が叶った今回の海外ボランティアでした。
現地での活動は、う蝕処置がメインでした。
「どんな口腔内なんだろう・・・」とドキドキした気持ちで口腔内を覗き込むと、プラークは少なく清潔な口腔内の子供達が多いと感じました。
う蝕がない子供も多く、想像していた環境との違いに驚きがありました。
ひとつ残念だったことは、私が英語を話せないため、ベトナムの歯科大学の学生とコミュニケーションが取れなかったことです。もし英語が話せたら、ベトナムの歯科事情について聞きたかったです。外国の方とコミュニケーションを取るためには、英語は必須だと痛感しました。
初めて参加した海外ボランティアでしたが、一緒に参加したメンバーの皆さんのお陰で本当に楽しく、学びのある旅になりました。
美味しいご飯を食べながらおしゃべりしたり、お買い物したりと旅行をしているようでした。お世話になった方々、本当にありがとうございました。
今回参加するにあたり、渡航の手配をして下さった橋本先生とスタッフの池田さんに、お礼申し上げます。そして、今回のボランティア活動を応援してくれた、よしだ歯科院長の吉田真一郎先生とスタッフにも感謝しております。ありがとうございます。
またボランティアに参加できるように、歯科衛生士としての知識や技術を向上させたいと思います。

JAVDOベトナムボランティア参加して
歯科衛生士 村上 尚美
今回、初めてベトナムにおいて歯科ボランティアへ参加させていただきました。学生時代から海外ボランティアに参加したいという思いがあり、歯科衛生士としての実務経験を積んでから機会があれば、いつかと思っていました。
 参加が決まり、″役に立ちたい、頑張りたい、不安、緊張″いろんな気持ちを抱きながらベトナムへ向かいました。諸事情により、前日のミーティングに参加出来ず、自己紹介もままならないままの参加となり、大変ご迷惑をおかけしました。そんな中、現地に着いて皆様と合流した際には、温かく迎い入れてくださり、とても助かりました。
今回の活動で私は、CR充填の診療補助を主に担当させていただきました。怖がってしまい診療台まで行けない子や器具を見た瞬間に泣いてしまう子もいて苦戦してしまうこともありましたが、通訳の学生さんのお陰で子供たちに何とか言葉を伝えることができたのと他のスタッフさん方のサポートのお陰で治療を続けることができて、とても助かりました。治療を終えた後の子供たちの笑顔を見て、今回このボランティア活動に参加して本当に良かったと思いました。
初めての参加にもかかわらず、温かく受け入れて下さった団長の橋本先生をはじめ、先生方、歯科衛生士さん、池田さん、スタッフの方々には本当によくしていただき心より感謝申し上げます。また機会がありましたら是非、参加させていただきたいと思います。
初めて海外歯科ボランティアに参加して
京都市伏見区久我 こがはしもと歯科医院 歯科衛生士 犬塚 理恵
今年、北海道の歯科衛生士専門学校を卒業し、こがはしもと歯科医院の橋本昌美先生のもとで勤務することになり、橋本先生にお誘いいただき、この「JAVDO」でのボランティア活動に参加させていただくことになりました。私は小さいころから、「海外で何か人のために活動してみたい!」という気持ちがあったので、今回の参加は自分の人生にとってとても貴重な経験となりました。
 はじめは海外で、自分がなりたかった歯科衛生士として活動できることを、とても嬉しく思っていましたが、まだ働き始めて3か月で、自分の覚えなければならないことでいっぱいの私が、人の役に立てるのかな…、みなさんの足を引っ張らないかなと不安や緊張の気持ちがいっぱいでした。

 今回ボランティアをさせていただいた施設は孤児院で、2日間で約100名の方を診させていただくことができました。施設には小さな赤ちゃんから成人の方まで幅広い年齢層の方がいらっしゃいました。今回の処置は、主にCR充填か抜歯、スケーリングでした。私は正直、ボランティアに行く前「口の中に対する意識も低く、しっかりブラッシングもできず、口腔内は齲蝕だらけなのかな…?」と思っていましたが、実際に活動をしてみると、小さい子は歯並びもよく、プラークも少なく齲蝕もあまりない子がほとんどだったように感じ、成人の方は齲蝕がすごく多かった気がします。

 小さい子供への処置が多かったため、やはり泣いて暴れてしまう子も多かったです。日本で言葉が通じる子であれば、「もう少しだよ」「がんばろうね」「痛くないよ」と声かけできることも、言葉が通じないベトナムでの声かけは、とても難しく思いました。言葉が通じなくてもジェスチャーやしぐさ、通訳をしてくれた学生から教えてもらったベトナム語でカタコトの「がんばれ」を伝えると子供たちも笑顔になったことが嬉しかったです。

 今までの活動報告を見ていると施設によっては劣悪な口腔内環境なところもあると学びました。そして今回の施設でも小さな子供は比較的きれいな口腔内でしたが、成人の方は齲蝕が多かったことを踏まえて、そのような活動報告を読み、歯科衛生士として治療のアシストだけではなく、言葉の壁を乗り越えて小さい時期からしっかりセルフケアを行っていけるように指導し、やがて、その子たちが大人になってきれいな口腔内の状態を保ち、そのセルフケア技術を次の子供たちに発展させていけるように活動していかなければならないなと改めて感じました。

 最後になりましたが、今回このような素晴らしい経験をさせてくださった橋本先生、そして一緒に活動してくださった歯科医師の井口先生、そして池田さん・元家さん・村上さん、現地で通訳をしてくださってニエさん、日本語学校の二人の学生さん、現地の歯科大学の先生方にとても感謝しています。
 今回の貴重な経験を生かしこれから歯科衛生士として日々勉強していきたいと思います。本当にありがとうございました。
第98回JAVDOの活動に参加して
こがはしもと歯科医院 歯科助手 池田 映莉子
私は今回で、3回目の参加でした。ホーチミン ビンデュオン区にある孤児院を訪れました。3歳〜50歳代で、大半が10歳未満の子ども達で、中には障がいのある子もいました。
活動1日目は81名の方々の健診をして、そのうち処置をしたのが41名、2日目は12名のうち6名の処置をしました。感じたことは、充填処置が圧倒的に多く、口腔内の状態に差があり、2日間とも半分の子ども達が比較的口腔内が良好でした。
子ども達を前にして、色々考えさせられることがあり、活動の重要さも感じました。現地の皆さんは、とてもフレンドリーで、言葉が分からなくても、伝えられるものがあると思いました。そしてもっと色々なことを経験していきたいです。子どもたちの笑顔をみて、もっと力になりたいと思いました。
 参加の機会を与えてくださった橋本先生をはじめ、各地から参加してくださった先生、歯科衛生士さんに感謝します。また、現地の方々にも改めてお礼を申しあげます。
ありがとうございました。


特定非営利活動法人 日本歯科ボランティア機構