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第80回派遣報告
団長: 中野 慎一
団員: 歯科医師 鎌田 靖 水藤 雅彦
竹北 益生 高野 将太
白波瀬 龍一 伴 翼
大石 裕
歯科衛生士 長谷川 治子 黒嵜 慶子
長谷部 真季 徳永 真実
鈴木 詩乃
看護師 松山 奈美子
その他 松山 峰世
現地サポート 沖本 麻貴

 
活動年月日 2013年7月13日 2013年7月14日
活動場所(施設名等) Tan An Thanh commune Binh Tan district Vinh Long province
午前の部 午後の部 午前の部 午後の部
時刻 開始 14時30分 9時00分 14時30分
    終了 16時30分 12時15分 16時20分
派遣団員内訳
歯科医師 8人 8人 8人
歯科衛生士 5人 5人 5人
その他 2人 2人 2人
子どもと達の交流 43人 105人 66人
検診人数 42人 105人 62人
処置した人数 42人 105人 62人
処置内容
抜歯 24歯 26歯 30歯
サホライド 125歯 203歯 77歯
充填 6歯 21歯 13歯
感根処・抜髄 1歯 1歯
フッ素塗布 8人 35人 12人
歯石除去 3人 1人 2人
口腔内清掃・ブラッシング 1人


第80回派遣 in Vinh Long省
団長  中野 慎一
 今回は僕にとって10年目になる派遣でした。ホーチミン市はこの10年でかなり発展してきているなと思いつつ、郊外に出てみると口腔内の状態は依然、昭和のままだなと思いました。相変わらずの虫歯の洪水状態。口腔衛生はまだまだ根づいていないようです。
 今回はVinh Long省というバスで4時間のところへ行きました。朝出発し、着いたのは昼過ぎ。ここでセットして診療へ。診療後、明日は違う場所と知らされ、その日のうちに次のところの準備をしようとしたところ、橋が細くてバスでは行けないとのこと。そのため次の日の朝に準備することに。
 2日めは朝早くに出発し途中でバスをおり、器材は現地のバイクで搬送。他は徒歩で現地に向かうことに。何とか無事診療を終え、ホーチミンに戻ったのは、午後9時すぎ。
 団員の皆さんには大変な思いをさせてしまい申し訳ない気持ちでした。
 皆さん、とても協力的で不平も言わず頑張ってくれました。また、不甲斐ない団長を支えてくれ、大変感謝しております。
 藤岡先生をはじめ、いろいろ私を支えてくれた先生方、現地の方々、協力してくれた団員の皆様、この場を借りて、深く感謝致します。
 団長になると、本当に皆様の支えが身に染みて励みになります。
また、人間的に成長できたかなと思います。

 団員のみなさん、ベトナムボランテイア、なんて最高なんだーー。

ベトナム歯科ボランティアを通じて
歯科医師 白波瀬 龍一
 今回、職場の先輩に声をかけて頂き、以前から興味のあった歯科ボランティア活動に初めて参加させて頂きました。
 蒸し暑く、決して衛生的とは言えない環境の中での診療は、正直申し上げて非常に辛いものではありましたが、今終わってみて振り返ってみると「貴重な体験をさせて頂いたな。」「また行きたいな」と思う自分がいます。
 処置としては、抜歯、充填が主でした。こんな骨植のいい歯を抜くのはもったいないなと思うことも多くあったのですが、継続した歯科治療を受けられない現実を考慮するとこれがベストな選択なのかと納得せざるを得ませんでした。日本でなら、もっと良い診療ができるのにと歯痒い思いもありました。
 歯科衛生士の方々には、器具の消毒のほか、TBI、フッ素塗布、サホライド塗布、スケーリングをして頂いたり、紙芝居で保健指導をして頂きました。
 歯科治療を受けることが、困難な彼らにとっては衛生士さんによる予防歯科的治療や、保健指導こそが一番のボランティアなのかもしれないと感じました。
 最後になりますが、今回のボランティア活動は現地の日本語学校の学生や関西チームの皆様といった多くの出会いに恵まれた活動でした。このような機会を与えていただいた職場の皆様、そして一緒に行動を共にした派遣団の皆様には感謝してもしきれません。
 充実した三泊五日をありがとうございました。

ベトナムでの歯科ボランティアに参加して。
歯科医師  伴 翼
今回始めてJAVDOの活動に参加させて頂き、また歯科医師としても始めてボランティアに参加させていただきました。
ベトナムの空港に着いてホーチミン市内のホテルまでのバス移動の間は日本と雰囲気があまり変わらず、海外に来た感じはしませんでしたが、翌日ホーチミン市内から診療先へ向かうとバイクの多さや露天の雰囲気、舗装されてない道などベトナムに来たのだなと感じるようになりました。
今回の診療は主に子どもが対象で、ベトナムでも日本と変わらず、しっかりと説明し納得してもらってから治療に入りましたが、通訳に協力してくれた学生の方たちも、治療される子どもやそのご両親も歯について知識があるわけでもなく、また写真や絵、模型があるわけでもなかったため、手短にかつ的確に、そして簡単な単語で説明しなければならず苦慮しましたが、それもいい経験でした。
以前から参加されている先生方の話ではこちらが提案したことは全て、親が受け入れ親の同意の下、治療に入るような状態だったらしいのですが、今回は子どもの意志を尊重する親が多く、子どもが治療すると言ったら治療する、子どもが治療しないと言ったらやらないという希望が大半でした。
ホーチミンから4時間の農村部でしたが、そこでもこれだけ子どもに対する意識や医療に対する意識が短期間で変わっているのだなと感じました。
診療時間は移動時間の多さも相まって少し短かったですが、団長の中野先生、そして鎌田先生、水藤先生には大変お世話になりとても濃い時間を過ごさせていただきました。
このようなボランティアに参加できるのも多くの方のサポートがあってのことであり、支えてくれた方々に大変感謝しております。
また機会があれば、自分に出来ることである歯科治療を通してボランティア等でお役に立てればと思います。

ベトナムボランティアに参加して
歯科衛生士 徳永 真実
今回、ベトナムボランティアに5日間参加させて頂き、始めはボランティア活動も異国の地で歯科診療を行うのも初めてのことだったため、すごく戸惑いましたが、子供達がすごく純粋でみんな笑顔でむかえてくれたので、楽しく診療することができました。
実際に子ども達の口腔内をみて、ベトナムの話をお聞きして、日本とは違い、簡単に歯科医院で治療が受けられないことで、う蝕が進行していき、小さい子供でもう蝕で歯がない口腔内をみてかなりシビアな状況だということが、体験して分かりました。
今回の活動で、私は、サホライド・フッ素塗布が主でした。実際に診療を行う中で、う蝕で歯がなかったり、う蝕になっている子どもたちは多かったです。診療中は、初めての先生なのに、がんばってお口を開けてくれて嬉しかったです。
反省点としては、現地のスタッフの方や、子供たちとのコミュニケーションがあまりとれなかったことです。ベトナム語を少しでも学んでいけばよかったです。
以前からボランティア活動に興味があり、しかも歯科衛生士としてボランティアに参加できたことを本当に嬉しく思っております。
鎌田先生がおっしゃっていた、「ボランティア活動は、継続してこそ意味がある」ということはまさにその通りで、私もボランティア活動に、日々関わっていきたいと思います。
5日間楽しく活動を行うことができたのも、一緒に参加されていた先生方、現地のスタッフの皆様が優しく対応して下さり、支えになって頂いたおかげだと思っております。
今回の活動で得たこと、学んだことは自分にとって、今後の仕事観だけでなく、考えかたにもプラスの影響がありました。活動を終えて、ここで終わりではなく、学んだことは今後の診療や生活の中で生かしていきたいと思います。

貴重な体験をさせて頂き本当にありがとうございました。


特定非営利活動法人 日本歯科ボランティア機構