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第77回派遣報告
団長:      鎌田 靖
団員: 歯科医師 林 泰広 安部 圭太郎
上田 耕平
山岡 孝義
江戸 馨一 森  康仙
坂東 吟子 生野 さやか
杉浦 由利 伊東 勇一郎
河口 馨太朗
歯科衛生士 道原 美保
長谷川 治子
泉谷 恵美 武石 佳奈江
廣瀬 茜 道原 湖乃美
歯科助手 成瀬 友絵 三浦 紀子
佐藤 恵美

 
活動年月日 2012年11月3日 2012年11月4日
活動場所(施設名等) ナムディン省 スアチェン県
スアンホン村
ナムディン省 スアチェン県
スアンホン村
午前の部 午後の部 午前の部 午後の部
時刻 開始 13時50分 8時30分 13時30分
    終了 15時45分 11時30分 16時00分
派遣団員内訳
  歯科医師 12人 12人 12人
  歯科衛生士 6人 6人 6人
  その他 3人 3人 3人
子ども達との交流 159人 206人 185人
検診人数 159人 206人 185人
処置した人数 158人 206人 185人
処置内容
  抜歯 114歯 201歯 169歯
  充填 44歯 76歯 72歯
サホライド 245歯 199歯 177歯
  
歯科衛生士の活動
   ブラッシング指導・口腔内清掃 2人 4人 2人
   歯石除去  10人 21人 23人
    フッ素塗布 36人 44人 36人
   口腔衛生啓蒙活動(紙芝居) 180人 250人 220人





第77回派遣団 in Nam Dinh省
団長  鎌田 靖
 今回の活動場所は北部のナムディン省スアチェン県スアホン村の小学校で、生徒550人の治療を行いました。口腔内の状況は『下の上』といった感じで、カリエスは多く清掃状態も悪かったです。
 2〜3年ほど前から北海道チームは“抜歯ありきを見直そう!特に#6のC3を救おう”をテーマとした治療を心掛けています。今回抜歯数は多いですが殆どが乳歯(残根、晩期残存、Per)で、永久歯の抜歯は数歯のみ(C4、過剰歯など)。#6のC3は可及的に保存処置に努めました。しかし、これがベストとは思っていません。「その後急発していないか」「Perに移行するのでは。」「抜歯した方が良かったのでは」等々、考えれば心配事は山ほどあります。また相変わらず「サホライド」が多いのも反省…。理想とする治療内容には未だ程遠いですが、少しずつステップアップは出来ていると思います。今回の反省・課題をよく熟慮し、来年はもっともっと高レベルの治療を提供できるよう、頑張りたいです。
 毎度のことながら、準備段階において藤岡先生には多大なるご苦労をお掛けしてしまい、
誠に申し訳ございません。また、ロイさんランさんご夫妻をはじめ通訳の方、自治体関係者など多くの方々のご協力を頂きました。誠に有難うございました。
JAVDO 歯科ボランティアに参加して
康本歯科クリニック 歯科医師  生野さやか
漠然と「海外で歯科医師として誰かの役にたってみたい」と思っていたところ、JAVDOの活動を知り、約2年越しの思いが実りこのたび初めて参加させていただきました。
 初日緊張していた私に班長の上田先生が「ゆっくりでいいから確実に処置して。今日しないとこの子たちはもう治療できないかもしれないから。」という言葉を胸に刻み挑みました。事前に内容や雰囲気を聞いていたのに、どう動いてどう判断してよいのか戸惑いました。結局処置するだけで精一杯で、一日目は反省点だらけ。その夜、団長先生はじめ諸先生方にご教示いただき気持ちを整理し、二日目は無事終えることができました。
 限られた状況で口腔内の把握のみならず将来予測を行い、処置選択の判断を短時間で行い、熱心に治療を行っていた諸先生方から多くを学びました。ベトナムでは環境も雰囲気も全然違いますが、医療の根本は一緒でぶれてはいけないと認識しました。また、疾患を生まないための教育が特に重要と強く感じ、紙芝居は予防知識をつける重要な任務だったと思います。人と一生寄り添う歯科医療に従事していることを再認識し、この経験を無駄にしないよう努力していきたいです。
 仲間に入れご指導してくださった北海道チームの皆様、通訳の方、許可してくれた医院のスタッフ、全ての方々に感謝しています。有難うございました。
初めての海外診療
康本歯科クリニック 歯科衛生士   廣瀬 茜
今回の話しをいただいたとき友人に「結局は自己満の世界でしょ?」と言われました。また他のスタッフは医院に残って仕事をします。それを考えると行くべきだろうかと悩みました。しかし先輩に「絶対良い経験になるから勉強しておいで」と後押しされ、参加決意しました。行く前は、楽しみな気持ちと不安な気持ちでいっぱいでした。
 子どもたちのカリエスの多さに驚き、無我夢中にサホライド、フッ素塗布、スケーリングを行いました。見ず知らずの言葉も通じない人に、口を触られるのだから自分だったらとても怖いです。怖がらないように説明したいが到底無理。通訳さんたちに助けられました。また「綿球作る?ライト当てようか?」など率先して動いていただき、みんながいるから成り立つのだと感じることができました。ボランティアといいますが実際は得たことのほうが多く、刺激を受けました。改めて歯科の仕事が好きだと感じました。紙芝居を聞いている子どもたちの目は本当に純粋でキラキラしていました。そして我慢強いなと感心しました。今度行くことができれば、言葉やベトナムの現状を学んでから行きたいです。
今回送り出してくれた、院長、スタッフ、一緒に診療を行った北海道チームのみなさま、通訳してくれた学生さん、学校の先生方、皆さんに感謝です!ありがとうございました!!
歯科ボランティアに参加して
つがやす歯科医院 歯科助手  三浦 紀子
ベトナムに着き、日本の文化との相違に驚きました。初めは、交通ルールの常識がまるで通用せず、バイクが多くクラクションが鳴り響く街の風景になじめませんでした。
ベトナムの子供たちは、日本と比べると口腔内の状態は非常に悪く、保存出来ない歯が多く残念に思いました。しかし、麻酔も我慢して頑張る子供たちを少し覚えたベトナム語で励まして、私なりにコミュニケーションを取り診療が出来たと思います。他には、ドラえもんの紙芝居をしました。バス移動中に通訳の方にセリフを訳してもらい紙芝居の練習をしたので、本番ではとても反響があり楽しく終えることができました。この貴重な体験が出来たこと、機会を与えて下さった栂安院長、団長の鎌田先生をはじめチームの先生、衛生士さん、アシスタントの方々にお世話になり感謝いたします。
また機会があれば是非この活動に参加してベトナムの子供たちと通訳の先生に会いに行きたいです。




特定非営利活動法人 日本歯科ボランティア機構