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第61回派遣報告
団長: 有松 俊明
団員: 歯科衛生士 有松 ひとみ
その他 後藤 栄仁

 
活動年月日 2010年6月11日 2010年6月12日
活動場所(施設名等) Vocational trainong center for the disabled Anh Sang Warm Shelter
午前の部 午後の部 午前の部 午後の部
時刻 開始 9時00分 13時00分 9時30分
    終了 11時30分 15時00分 11時30分
派遣団員内訳
歯科医師 1人 1人
歯科衛生士 1人 1人
その他 1人 1人
子供達との交流 15人
検診人数 63人 11人 37人
処置した人数 63 11人 37人
処置内容
抜歯 1歯 3歯
サホライド 1歯 4歯
充填    9歯 5歯
フッ素塗布 74人 35人
ブラッシング指導 74人 35人


派遣報告          
歯科医師  有松 俊明
 6月10日ホーチミン着。雨季にはいったベトナムの空は暗く、どんよりとしていた。
ときおり雲の間から顔を出す太陽の照りは強烈で、重く湿気を含んだ空気が体にまとわりつく。しかし不快ではない。空港を出た途端に押し寄せるバイクの群れと町の喧騒になぜか心が開放される。歯科医師1名、歯科衛生士1名の編成で何ができるか不安もあったが、前回(56回派遣)と違って今回は初めからこの最小編成であることが分かっていたので、ある程度の覚悟はできていた。
 
 6月11日。4年前に訪れた障害を持つ人たちの職業訓練校を再度訪問。施設は以前より設備が整い、周囲も整備されていた。前回は抜歯が多く、同行した若い歯科医師が頑丈な歯を抜くのに難儀していたことを思いだし、少し不安になった。何人か診て治療方針を決めようと検診を開始したところ、重篤なう蝕は見当たらず、正直ほっとした。受診した人々も抜歯しなくていいよと言うとうれしそうな顔をしていた。フッ素塗布を全員に行うことにして、歯磨き指導後に塗布した。
 
 6月12日。身寄りのない子どもたちの施設を訪問。
住宅地にある8歳から18歳の親のいない女の子たちが暮らしているgirls shelterでイギリス人の女性の寄付によりできたらしい。近くの boys shelterの男の子も検診を受けに来た。ここの子達もう蝕がほとんどなく、予防処置で十分であった。施設責任者の歯科処置時に子どもたちがからかうのをとがめる姿が実の親子のようでここでの生活が垣間見えたような気がした。
ベトナム派遣報告
歯科衛生士 有松ひとみ
 日々の忙しさを離れ、暑さとバイクの排気ガスが混じったベトナムの空気に触れるとなぜかほっとする。改めてシンプルにベトナムが好きだと感じる瞬間である。昨年同様、荷物検閲で止められ持参した歯ブラシ418本を「なんに使うんだ?」と指摘されたがHASHOのパンフレットを見せるにっこり笑って通してくれた。
 
 1日目。ホーチミン中心部から車で1時間半の職業訓練学校は以前活動をしたことのある場所で懐かしい。
う蝕が少なく口腔衛生の意識が高いので個人もしくは数人のグループでのブラッシング指導を行った後、持参したフッ素『フルオールゼリー』を塗布していった。ベトナム語で「おいしい?」と聞くと、気を使って「うん・・」と言ったり「?」リアクションに困った様子だったり、反応が楽しくて暑さも忘れ時間があっという間な過ぎた気がする。職員の方には私のベトナム語が可笑しいらしく、笑いが絶えず非常によい雰囲気で初日が終了した。
 
 2日目。事情があって肉親と暮らせない子ども達の施設と聞いていたが、皆表情が明るく口腔内も非常に良好である。またまたフッ素の出番と術者磨きを行った後簡易防湿をしてゼリーを塗布していった。終了後、準備していた紙芝居を行った。皆真剣な目で聞き、私の拙いベトナム語に反応してくれ嬉しい気持ちともっと語学の勉強をしなければという思いを強くした。帰る前の記念写真を撮る時に、7歳の女の子がそっと手を握ってきて胸が熱くなる。
出来る事ならば、また訪問し予防処置を継続したいと感じた。




特定非営利活動法人 日本歯科ボランティア機構