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第53回派遣報告
団長:        中條 隆徳
団員: 歯科医師 平山 仙哉 原田 健一 
原田 茂光 川端 亮利
渡辺 大郎
歯科衛生士 相見 礼子 湯門 佳子
清水 結城 米本 沙織
歯科助手 上田 愛子 西田 佳寿江
その他 野田 明珠 武田 知佳
清水 悠衣 岡本 江梨奈
田代 正昭 小平 理恵 原田 卓磨
現地サポート ホーチミン大学の先生方
沖本 麻貴 NGHIA(ニエ)君

 
活動年月日 2009年3月21日 2009年3月22日
活動場所(施設名等) Community school in Binh Tan district Phap Vo orphan children center
午前の部 午後の部 午前の部 午後の部
時刻 開始 9時00分 13時00分 8時40分
    終了 12時00分 16時30分 11時30分
派遣団員内訳
歯科医師 6人 6人
歯科衛生士 4人 4人
その他 9人 9人
子供達との交流 30人 76人
検診人数 227人 76人
処置した人数 160人 26人
処置内容
抜歯 116歯 17歯
サホライド 106歯
充填   73歯 18歯
ブラッシング指導 35人 26人

感想文
派遣団団長 中條隆徳
報告)

 1日目は、以前、渡辺先生、原田健一先生達と孤児の治療に行ったことがある場所でしたが、孤児はおらず、隣に新しく建っていた施設で、近所の子供達相手の活動でした。チャウさんは受付、沖本さんは総合サポート。ニエ君も忙しくしていました。ホーチミン大学の先生のグループ6人と往診機材、往診車の応援を得て、治療しました。
 2日目はお寺が運営している孤児の施設で前日と同じ機材を揃えて、午前中の診療でした。始めに子供たちを集め、広大の学生さん3人に歯の大切さを訴える紙芝居をして頂きました。ホーチミン大学の先生方にも患者の誘導等手伝って頂きました。

感想)

 今回のホーチミンは、いつも体験する3月のホーチミンに比べ、気温も湿度も高かったように思います。水の差し入れも、あっという間になくなっていました。悪条件の中、ドクターの活動経験者は多かったものの、ほとんどの方が初めての派遣団参加で、当初、とまどう場面もありましたが、皆さん真剣に活動に取り組んで頂き、予定通りの活動ができ、参加された皆様に、とても感謝しております。また、現地の、チャウさんはじめ、ホーチミン大学の皆さん、沖本さん、ニエ君、通訳の方々に厚く、お礼申し上げます。

追記)(活動終了後、メンバーの方々への挨拶が不十分でしたので)

私は、ドタバタしただけで、至らない団長でした。皆さんのプロフェッショナルな活動をみて、今回のメンバーで診療室もしくは歯科医院ができたら、結構、いけるかも?と皆さんに失礼なことを考えていました。WBCのメンバーで大リーグに参戦したら、地区優勝ぐらいわけないと皆が思ったように。

いつも、ボランティアでベトナムに行くときに、思い出し、考えることがあります。それは、理事長の藤岡道治先生がJAVDOをどういう想いで立ち上げ、運営しているのか、です。団長である私が、参加された団員の方々に、多少ともその想いを感じ取って頂けたら、と、活動しているつもりですが、何分、言葉足らず、能力不足で申し訳ありません。できましたら、複数回、ご参加頂き、ご理解頂けたらと思います。

 今回、他業種の方を含め、日本各地からホーチミンに御参集頂き、ありがとうございました。実力を発揮出来十分満足した方、思うようにいかなかった方、楽しかった方、面白くなかった方、皆さんそれぞれいらっしゃるかと思いますが、皆さんの子供に対する真剣なまなざしを拝見して、個人的に、私は、とても楽しい時間を過ごし、大変感謝しております。また、機会がありましたら、ご参加下さい。お待ちしております。

 皆さん、ありがとうございました。
3月JAVDOの活動
原田 茂光
中條先生、藤岡先生、沖本様をはじめ地元ベトナムボランティアの皆様、この度は親子2人で参加させて頂き大変有り難うございました。実は今回の本当の参加の目的は、思春期を迎えた子供が親の言うことを聞かない、テレビゲームばかりして先への目標を決めようとしない、ならば恵まれている日本から離れて本人が自分の目で見て肌で感じてもらうことでした。しかし、出発の日が近づいてくるに従って、子供を変えさせることばかりに意識がいっても、子供がどう感じるかは子供次第、私がもがいてもしょうがないと思いが変わり、ただ自分が一生懸命やるだけだと気持ちを切り替えました。      

さて出発したものの2人での初めての海外、ニャット空港についても誰も知る人がいない、安心できるタクシーも探せど見つからず、、、1時間ほどしてやっと黄色のタクシーを見つけるや走って捕まえ、乗ったものの言葉通じず、米ドル使えず、どこに連れて行かれるかどきどきしながら1日が始まりました。宿泊したホテルは集合場所と100メーター足らず、目の前に見えていても道路が渡れない、戸惑いの連続でしたが皆さんとお会いできたときはほっとしました。ベトナムではおいしい食事を頂き、たいへん満足しました。

本題の活動初日、限られた環境の中で自分が何をできるのか考えても答えがでないまま、自分が何をしているのかもわからないままに時間が過ぎていきました。今やろうとしていることは、今診ている子供にとって本当に役に立っているのか?日本とは異なるいろんな状況の中で自分は何をすべきなのか悩んでしまいました。そんな中で治療が終わった子供たち、親たちの笑顔を見たときになにか救われるものを感じました。また、大変勝手ながら皆さんの活動の中に私の子供がお邪魔させて頂きましたが、温かい目で見守りくださり彼も現地の子供たちとすこしずつ打ち解けるようになり自分の存在価値を見いだしたようでした。この度の我々2人の参加はそれぞれにとって大変有意義なものでした。中條先生、平山先生、川越先生、渡辺先生、原田先生、各先生方のスタッフ、広大の学生さんほか多くの方と出会うことができ有り難うございました。是非また機会をみて参加させて頂きたいと思います。
JAVDO感想文
東京女子医科大学八千代医療センター 歯科口腔外科 渡辺大郎
今回も御縁があって参加させていただきました。

一日目は以前にも訪れた施設での診療でした。以前にも感じたことですが、この地域の口腔状態はあまり良好とは言えず、ひたすら抜歯症例をこなしました。

二日目はお寺(尼寺?)の運営している施設での治療でした。

こちらは同じ尼僧の方々が、孤児たちの口腔状態や、健康状態を管理しているようで、大きく口腔内が崩壊している子供は一日目の施設に比べて少ない傾向を示した気がします。

永久歯も崩壊しているケースの子供ほど、診療時に泣いたり暴れたりする傾向もあった気がします。こういった事例も考慮すると、やはりもっと早期な治療や予防の必要性を再度痛感しました。

今回は前回までとは違い、16年来の親友の田代君にも同行していただきました。

彼の目の前で診療を行うのは初めてで、別の意味でも緊張しました。

こういった類の緊張感はパフォーマンスを向上させる気がします。

前回までの経験や反省を生かせていたかどうかは自分ではあまりわかりませんが、今回のボランティアおよび診療は充実していた気がします。

今回も諸先生方、スタッフ、学生達に助けていただき、教えていてきなんとか無事に終了できました。

一緒に参加された皆様と参加に際して協力していただいた方々に心から謝意を捧げます。
感想文
藤岡歯科医院 歯科衛生士 湯門佳子
今回、初めてJAVDOのボランティアに参加させて頂きました。参加するまでに実際にボランティアに参加された方の活動報告を聞いて少し興味をもっていましたが、自分に何が出来るのか…初めていくベトナムはどんなところなのか…不安もいっぱいでした。

しかし、今回ベトナムへ参加の話を頂き考えるよりも行ってみようと思い参加を決意しました。

現地に着くと、たくさんの子供達の笑顔が私たちを迎えてくれました。診療が始まり、最初はなかなか全体の流れがつかめず戸惑っていました。しかし、次から次へと順番を待つ子供の姿を見て、目の前にある自分に出来ることを精一杯しようという思いで無我夢中でした。一日目の診療が終わって飲んだ水がもの凄くおいしく感じました。ほとんどの子供たちにとって歯科治療は初めてのことで不安いっぱいだったはずです。イスに座り順番を待っている子供と目が合ったので、身振り手振りでコミュニケーションをとり「大丈夫だよ」と声をかけました。すると、不安ながらも笑顔を見せてくれました。どこの国でも笑顔は一番の挨拶だなと感じました。ほとんど処置は、CRやEXTでした。日本では残して治療できる歯もここではEXT対象となる現状にショックを受けました。子供の反応も様々で、泣きわめく子もいましたが全体的に力強く甘えがないように感じ、恐くても現状から逃げ出さない姿はとても大人だなと思いました。

TBI指導の時には、言葉が通じず通訳の人に助けてもらいながらでしたが、はにかみながらも一生懸命ブラッシングする姿に嬉しく思いました。その反面、うまく伝えられず自分の力不足を痛感しました。ベトナムの子は歯磨きをする習慣がないという事を聞き、もっとブラッシングが身近な存在になるよう今回持っていった歯ブラシが役立つといいなと思います。

この二日間で一番印象に残っていることは、子供たちの人懐っこさと明るく屈託のない純粋な笑顔です。言葉は通じなくても心通えたようでとても嬉しかったです。また、日本での価値観や生活・診療全てが当たり前ではないというベトナムと日本の違いにも気付かされました。ボランティアに参加された方達と出会えたことによりたくさん刺激を受け、とても素晴らしい経験をすることができて本当に感謝しています。自分一人の力は小さいけれど、チームワークにより大勢の人に支えられているんだと改めて気づきました。

本当にありがとうございました。

また,機会があればこの活動に参加してみたいなと思います。
JAVDOに参加して
 平山歯科医院 米本沙織
今回初めて海外ボランティアに参加しました。初めは観光気分でしたが、出発の日が近づくにつれて初めて行く国や、仕事に対する不安で段々緊張してきて、出発する直前は海外へ行くというウキウキした気持ちよりも、大丈夫なんだろうかという気持ちの方が強かったと思います。
でも、ベトナムに着いて、他の参加者の方と話をしていると、ホームページを見て単独で参加している方もいらっしゃって、すごい!と思いました。
そして、私も頑張らなければ!という気持ちになりました。

 私は主に抜歯の補助をしました。CRが困難な歯や痛みがある歯はほとんど抜歯の対象になっているため、大臼歯でも抜くしかないのが現状です。それを見ていると、抜歯後のことまで関われないのがとても気がかりでした。抜歯をする子供の大半は、怖がって暴れたり泣いたりしていました。
これは日本もベトナムも同じでした。

本来、自分がやるべき仕事はブラッシング指導ですが、言葉が通じないために(現地ボランティアの方が通訳をしてくださったにも関わらず)十分な指導ができず、モチベーションを持ってもらうことが出来ないのがとても残念でした。

今回のボランティアがきっかけで保健指導の必要性について考える事が出来ました。
また、海外に行くことで日本の恵まれた環境を実感しました。
広島大学歯学部 口腔保健学科 口腔保健衛生学専攻2年 武田 知佳
 今回、JAVDOのボランティア活動に参加させていただき、大変良い経験ができました。ベトナムに行かせていただいた3月の時点では大学の2回生でした。学校の授業等で歯科に関することを少しは勉強していたので、何かできるのではないかという思いが多少ありました。しかし、いざ行ってみると何をしてよいのか全く分からず、その場から動けない自分がいました。先生、衛生士の方々のお手伝いどころか、逆に足手まといになってしまったのではないかと感じます。

 ベトナムの子どもの虫歯の多さには驚きました。ブラッシング指導をさせていただいた時、子どもだけでなく親にももっと子どもの歯に関心を持ち、歯磨きをさせてほしいと感じました。

 今回自分が参加したことで、ベトナムの方々に何かできたかはわかりませんし、先生方や衛生士さんにもたくさん迷惑をかけてしまったと思います。しかし、私自身は貴重な経験をさせていただきました。学生の間にこのような経験をさせていただき、今後の学生生活に生かしていきたいと思います。今度は、臨床経験を積んで、自分から動ける、何かお手伝いができるようになったときにまた参加させていただきたいです。

ありがとうございました。
JAVDOに参加して 
原田 卓磨
びっくりしたことはバイクがとても多かったことです。けれど暴走族が不思議といませんでした。
ご飯はおいしかったけれどあまり食べられませんでした。僕は治療できないですがTシャツを渡したり、風船を作って子供たちに渡したりしていました。それだけでもとても楽しかったです。また行きたいです。
3日間お世話になりました。




特定非営利活動法人 日本歯科ボランティア機構