0

第41回派遣報告
団長:        中條 新次郎
団員: 歯科医師 村木 利彦
石原 慎也
歯科衛生士 片岡 綾子
難波 理恵
高岡 由希子
その他 信田 有希
長尾 綾子
中條 真祐子

 
活動年月日 2007年8月15日 2007年8月16日
活動場所(施設名等)
午前の部 午後の部 午前の部 午後の部
時刻 開始 9時30分 8時30分
    終了 16時30分 11時30分
派遣団員内訳
歯科医師 3人 3人
歯科衛生士 2人 2人
その他 4人 4人
検診人数 159人 67人
処置した人数 126人 55人
処置内容
抜歯 70歯 47歯
充填 (レジン) 14歯 6歯
充填  (グラスアイオイマー) 2歯
サホライド 40歯 30歯



中條 新次郎
3泊4日、場所はFFSC、ドクター3人、他衛生士、助手、学生、合計9人。

何度行っても、そのたびに違った状況である。同行しているメンバーが大学の先輩で有ったので、多くの学びを得ることができたのは感謝である。先輩の村木先生は日頃よりモチベーションの高い先生であり、懇意にして頂いていたが、このような形でベトナムに一緒に来る事ができたのは自分にとっても嬉しい限りだった。ベトナムでの夕食の時に「神様は人が必要ときに必要とする人をお与えになる」と挨拶されたが、正しくそう思う。自分自身より、よほどクッリスチャンのようだった。自分にもこの機会は神様が与えて下さった、チャンスだと思って続けている。

藤岡代表はよく、「何かを、JAVDOから得るかではなく、何を与えられるかだ。ボランティアーなのだから」とおっしゃっている。ボランティアーに多くの方々が係わってくるのだから、この活動にいろんな意味を与える事になる。いろんな意見もあろうが本来の意味を失いたくないものである。かといえ、この度もそうだが、子供達に自分のできる事をしてきたが、今回は同行者やチームのみんなから自分も元気を頂いた感があり、先程述べたように自分もこのボランティアーから多くのものを頂いている。スタッフも今回参加してくれた岡山大学の学生諸氏も多くの感動を得たのではないだろうか。また、その感動が少しでも多くの他の学生に伝わって、JAVDOの活動が認識されることを願いたい。岡山大学でもベトナムに事務所を持っていると聞く。今後も学生達が参加しやすい環境作りに協力できる事が有るかと思うので、自分なりに検討してみたいと思う。

24時間TVを見ていたら、カンボジアに口唇口蓋列の子供達の治療に行っている医師団の番組をやっていた。「子供達に笑顔を」といってインターナショナルに医師が集まって、手術をしていた。誠に感動的である。一方で野球の新庄選手が案内役でいたが、あまりに不似合いで見るに堪えず、切ってしまった。我々の活動はTVに取り上げられることは無いかもしれないが、歯科医師にとっては意義深い行為で充分に賞賛に値する行為とTVを見ながら確信した。図らずも多くの子供達をまたも泣かせてしまったが、我々の活動が子供達の成長の一助になれば幸いである。「俺はどんな歯でも抜ける」と豪語している歯医者に以前であった事がある。歯を抜くことなどたわいも無いことだ。我々はアジアの子供達の健全な育成の手助けができることに誇りを持つべきではないだろうか。

帰りは、ホーチミンから2時間チャイナエアーの出発が遅れた。2時間遅れで何とか日本に帰れたが、荷物は台北止まりで届かず、福岡から新幹線も無く、やむを得ず博多で一泊した。永い旅行となった。

数日後、チャイナエアーが那覇にて炎上したのを見るに付けて、無事に帰れてホッとしている。今後も多くのボランティアーが行われるが、皆様の無事を心からお祈りする次第です。
中條歯科医院 高原由希子
私は今までボランティアに特に興味があるわけでもありませんでした。でも縁がありベトナムのボランティアに参加する事になりました。日本以外に行くことも初めてだった私はベトナムに行って衝撃を受けました。日本の生活とは正反対とも言えるベトナム。初めはそのギャップに内心早く日本に帰りたいと思いました。子供の歯を治療していて言葉が通じない事が一番困りました。安心させてあげたいと思う裏腹知っている単語を並べることしか出来ない自分に無力さも感じました。日本では英語が話せなくてもさほど困ると感じたことはなかったけれど海外に行って英語を話せることの大切さを学び英語が出来ればより世界が広がることを感じました。よなよな小さな子供達が花を売っている姿、歯の治療もまともに受けられない子供、学校にいけない子供、戦争で顔が変形している人。いろいろな人に遭遇しましたが日本ではとても見たことのない光景で正直ショックを受けました。私は日本しか知らなかったので日本の裕福さを改めて感じ、ベトナムなど貧富の差の激しい国が世界にもたくさんあるんだなという事を感じました。日本以外の国の現状を実際に行ってみて感じることが出来たことは人生の中でとても大切で貴重な経験になりました。

今まで感じた事のない事を沢山感じることが出来ました。

ベトナムで出会った男の子でその人は沖縄出身の日本人で私と同い年の20歳。一人で世界を回ってボランティアをしていました。何か自分に出来ることはないかと思ってと話していた彼は凄く自分の中で新鮮でした。同い年でここまで違う事にショックを受けました。今まで世界の恵まれない子供達の事を考えたこともありませんでした。今回ベトナムに行って世界の事をもっともっと知りたいと考えるようになりました。20歳で外国に行ってボランティアに参加することは普通なかなか体験することが出来ないけれど中條歯科に就職してボランティア参加に声をかけてもらえた事に凄く感謝しています。周りの先生やスタッフの方、ベトナムで出会った方がたにも感謝しています。ベトナムでの体験はわたしのこれからの人生を大きく変えた気がします。今まで興味のなかったボランティアもまた機会があれば是非参加したいと思いますしもっと沢山の世界を見たいと思いました。これから沢山の事を勉強したいと思います。また夢のある人にも多くで出会えた事でわたしも将来のことをこれからしっかり考えていきたいと思いました。貴重な体験をありがとございました。

ベトナムでのボランティアに参加して
信田 有希
 今回このボランティアに参加させて頂くにあたって、学生の私に何ができるのだろうかと不安に思っていました。一方で、日本では学べない多くのことを吸収できるのではないかという期待をもっていました。

 今回の活動では時間的なこともあり基本的に1人あたり1処置ということで、日本でいえば決してベストとはいえない治療方法をとらざるを得ない状態を目のあたりにしました。さらに、設備が整っていない状況下での治療の難しさを知ると同時に、その状況で臨機応変に対応していく診療姿勢を学びました。私たち学生がいつも日本で教わっている歯科治療を完全に成り立たせるためには、その環境が十分に整っていることが前提なのではないかと思いました。

 また、この環境下で子供たちの口腔内を守っていくためには、彼らの親世代を含めた人々に対して、口腔の衛生に対する意識を変えることが必要なのではないかと強く感じました。日本では当たり前である予防という概念を広めたい、そんな気持ちになりました。

 ベトナムに行って、現地の歯科事情を肌で感じるとともに、逆に日本の歯科医療について改めて考えることにもなりました。

 学生のうちにこのボランティア活動に参加できたことは、私にとって本当に実り多いものになりました。最後に、右も左もわからずあたふたとする私たちを、忙しい中ご指導下さった中條先生はじめ、みなさん本当にありがとうございました。
ベトナム(JAVDO)感想文
中條歯科医院 石原慎也
私は今回のボランティアで二回目のベトナム訪問でした。前回は、初めてということもあり少し緊張していましたが、今回の訪問では少し気持ちにゆとりを持っていくことが出来ました。

訪問先はF.F.S.Cの施設で、総勢で220名程度の子供達を診療しました。やはり設備は診療用の設備はほとんど無く、椅子や机をうまく利用しながら悪戦苦闘しつつ診療をしていきました。今回も抜歯を担当させて頂きましたが、やはりその場限りの診療しかできない状況から、どの歯を処置するべきなのか、処置しない方がいいのか、何本処置したらいいのか判断に迷うことも多く、治療中・治療後はいつも自問自答していました。今でも本当にあの時の処置がよかったのかと考えてしまいますが、その時できる限りの最大限の努力は出来たと思うので、後悔はしていません。しかし、当時の自分では出来ないことがあった事も確かに感じたので、今回の経験をさらなる成長の糧にして最善の治療がなんなのかを常に探していきたいと思っています。

施設の子供達はやはり両親がいなくても、全員で助け合って、たくましく生きていました。施設の中で勉強や仕事をしている子供や、食事の準備・片づけ、洗濯をしている子供もいました。そんな光景を見ていると、自分は恵まれていると感じる反面、まだまだ出来ることのほんのわずかしか実践できていないことを痛感させられました。子供達の将来の可能性を感じると共に、恵まれた環境で自分はまだまだたくさんのことができる力を秘めていると思いました。

F.F.S.Cには愛知から来た里親の方(10数年前から訪問している)がいたり、沖縄から来ていた大学生もいたり、欧米の方がいたりと、多くの人の支えにより、施設が成り立っていることを感じました。また、そのような人たちと話をしていく中で、自分たちが専門的な知識や資格を持って、歯科活動を行っていることのすばらしさを、客観的に評価して頂き少しの自信と勇気をもらうことができました。

様々な分野の人たちが寄り集まって、すこしずつ出来ることを実践していくだけで大きな事が成し遂げられること、子供達が少しでも元気に幸せになってくれることが分かりました。最後になりましたが、このような機会を与えて下さった中條先生を始め、多くの先生やスタッフの方々・現地の一人々に支えられて、今回のボランティアが無事に達成できたことを感謝しています。さらには、今後ともこのような組織や活動を継続させていくためにも、このような社会貢献を多くの方々に知ってもらう努力と、さらなる自分自身の成長を惜しまずに、日々の生活を充実したものにしていきたいと考えています。過酷な診療状況にもかかわらず頑張って治療をした皆さん、本当にありがとうございました。
ベトナム歯科ボランティア旅行記
村木 利彦
 今年の当院の目標の一つであった、ベトナムへの歯科ボランティアに行って参りました。JAVDO OKAYAMA代表の中條先生に同行させてもらいました。むらき歯科からの参加者は、院長の村木利彦と、歯科衛生士の難波理恵です。JAVDO岡山チームは総勢9名。中條歯科から5名、岡山大学歯学部の5回生2名、むらき歯科から2名です。

 初めて出会う人がほとんどですが、最高のチームでした。ベトナムでも、たくさんのスタッフに支えられ活動をして来ました。出会う人みんな、素晴らしい方ばかりで、心に残る最高の旅行になりました。 ベトナムの子供たちも、みんな元気で、瞳が輝いています。こっちが元気をもらってきました。

 そして、現地スタッフのミーフンとヒューとまきさんには、3日間ほんとにお世話になりました。ベトナムの人は、みんなとても温かいです。そして、笑顔が素敵です。僕たちも、いつも、そうありたいと思います。

 「神様は、人生において、最高のタイミングで、最高の友人に出会わせてくれる」といいますが、多くの素晴らしい出会いをいただき、本当にありがとうございました。

今回訪問したところは、ホーチミンからタクシーで20分ぐらい走った施設です。二日間で、約二百人の子供たちを診療しました。治療は、ほとんどが歯を抜く治療です。虫歯のない子は、ほとんどいません。永久歯を抜くこともありました。さすがに、そのときは心が痛みます。次回は、歯磨き指導もぜひやりたいと思いました。

 中條先生には、何から何まで本当にお世話になりました。我々が気づかない大変さがたくさんあるのではないかと思います。ありがとうございました。また、お世話になるときは、よろしくお願いいたします。
感想文
長尾 綾子
 私は以前から、一度はこのようなボランティア活動に参加してみたいと思っていたので、今回の活動で過ごした4日間は、驚きと喜びに満ちた、とても充実したものでした。

 この4日間を通して1番印象に残っているのは、子供達の笑顔でした。治療が終わった後、友達と笑顔で遊んでいたり、前日の治療で大泣きしていた子が、次の日には笑顔で近寄ってきてくれたりすると、とてもうれしい気持ちになりました。たくさん出会った笑顔の中でも、口腔内チェックをして、問題ないよと言われたときの、満面の笑顔が1番でした。チェックしているときの少しこわばった顔が、「いいよ。きれいな歯だね。」と言われた瞬間、ニコッとして、ちょっと小走りで友達に自慢しに行く姿は、見ていてとてもうれしい気持ちになりました。痛くて困っている所を治療するのと一緒に、また痛い思いをしないためにはどうしたらいいかも伝えていってあげたいなと思いました。そして、口腔内チェックをした後、喜んで飛び跳ねながら帰っていく子がちょっとでも増えたらいいなと思いました。ニコッと笑ったときに虫歯の黒い歯がじゃなくて、きれいな白い歯がみえるように、なにか手助けできたらなと思います。

学生のうちにこのような体験をする機会を与えていただきありがとうございました。そして今回の活動で出会ったみなさん、本当によくしていただき感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

 
JAVDOに参加して・・・
村木歯科医院 難波理恵
さかのぼること去年、中条歯科に見学に行かせていただいた時、そこで初めて歯科のボランティアがあることを知りました。以前からボランティアに興味のあった私は、猛烈に参加したいと感じ、院長にお願いして、今回参加できることとなりました。

初めての体験で、不安と緊張はありましたが、JAVDOのスタッフの皆さん、一緒に参加させていただいた中条歯科の皆さん、岡大歯学部のお二人、通訳の方、皆さんがとても優しく親切にしてくださり、とても心強く感じました。ありがとうございました。

現地での子供たちの治療は、身体的にも、精神的にもハードなものでした。暑い中で診療することはもちろん、日本のように機械がそろってないなかでの治療は初めてで、要領も悪く、戸惑うことも多くありました。普段の診療では感じることのない、言葉の壁にもぶちあたり、もっと勉強してくればよかったと後悔しました。次回もし機会があれば、もっと勉強して挑みたいです。

あとは子供の虫歯の多さにビックリしました。歯ブラシの習慣がないのか、間食が多いのか分かりませんでしたが、6番、7番を抜かないといけないとゆう厳しい現実に、とても心が痛かったです。もう少し予防ができたらいいのにな・・・と感じました。

今回のボランティアを通じて、スタッフの皆様と出会えたこと、現地の子供たちと出会えたこと・・・この出会いにほんとに感謝しております。歯科の面でも人生においても大変貴重な体験ができたととてもうれしく思っています。また機会があればぜひ参加させてください。ありがとうございました。
JAVDO感想文
片岡 綾子
今回で3回目の参加になります。

今までは先輩に任せっきりでしたが、今回は経験者がいなかったので準備に足りないものがないか不安なままの参加となりました。

数年ぶりにベトナムの地に降りたって、懐かしいスタッフや新しいスタッフに会うことが出来感激しました。  ベトナムの町並みは相変わらずのにぎやかさで、一瞬で数年前を思い出しました。  バイクの数も、人もあの時のまま・・・ とても力強さを感じました。

今回はアシストではなく検診をということで、二日で250名全員の口腔内を診ることが出来ました。  泣く子もたくさんいましたが、泣きながらでも大きな口を開けてくれて

とても素直で頑張ってくれる姿に感動しました。  ほとんどの子たちは口腔内環境はとても悪く、カリエスも乳歯だけでなく永久歯も崩壊していたりと、日本では何とか治せる歯も抜歯しなくてはならない、悲しい現実がありました。  治療が初めての子ばかりで不安な顔をしていましたが、一旦いすに座ると逃げることもなく頑張ってくれていました。

何人の子がどうして虫歯になるか、知っているでしょうか。 どうして自分の歯を詰めたり抜いたりしないといけないのか。  そういう知識を知ることができない環境が少しでも変わればいいのにとおもいました。 そして今度行く機会があれば、学校の先生や親や子供たち本人に、そういった知識を少しでも伝えることができればと思いました。

今回のボランティアでは素敵な出会いもありました。  沖縄から来ていた20歳の男の子です。 何かをしたいというのと、自分探しに単身ベトナムに来ていました。 現地の子供たちと触れ合ったり、働いたり。  その後はカンボジアに行くとのこと。  

まだ二十歳なのになんていえないくらい、力強い、透き通った芯のある目が印象的でした。

彼は「何も出来ないけど。」と言っていましたが、その場所に行こうと決断したことがすでに素晴らしい!!     今回のベトナムボランティアでは、子供たちや彼から心がほっとするようなものを感じることが出来ました。

今度参加することがあれば、もっと現地の子供たちと触れ合って彼らの目線で物事を見たいです。  そしてもっともっと吸収できる自分でありたいと思います。 こんなに充実した日々を過ごせたのも、なによりメンバーに恵まれたから。   とても素敵な村木先生、おもしろい難波さん、楽しく働き者の篠田さん長尾さん、5日間本当にありがとうございました!!  ともに出来たこと、一生の宝物です。  石原先生、高原さんお疲れ様でした。  そして30歳の誕生日のサプライズ用意してくれ、こんな素晴らしい回に参加させてくれた中條先生、本当にありがとうございました。  
中條 真祐子
オートバイの多さに驚きました。

今回で2回目でしたが、旅行の疲れと暑さであまり手伝いができなかったと思います。

日本とベトナムを比べると歯の悪い子供が多い様に感じました。

注射をされて泣いている小さい子もいましたが、大きい子は我慢していました。

歯を抜かれているのを見ると、可愛そうな気がしました。

小さな子が泣いて治療できなかったので自分は抱いてあげてあやす事ができました。

でも、言葉が全然分からないので、苦労しました。

食べ物はおいしかったので、また行ってみたいと思います。


特定非営利活動法人 日本歯科ボランティア機構