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第40回派遣報告
団長:  栂安 秀樹
団員: 鎌田 靖
中野 慎一
森末 秀彦
永井 祥子
永坂 萌
栗山 祐典
金盛 芙美江
湯浅 清香
大串 理紗
野崎 めぐみ
伊藤 基子

 
活動年月日 2007年7月14日 2007年7月15日
活動場所(施設名等) Go Vap Center , HCM Phu My Orphanage,Binh Thanh Dist,HCM
午前の部 午後の部 午前の部 午後の部
時刻 開始 14時00分 9時00分
    終了 15時30分 11時00分
派遣団員内訳
歯科医師 9人 9人
歯科衛生士 5人 5人
その他 1人 1人
検診人数 64人 167人
処置した人数 64人 167人
処置内容
抜歯 48歯 47歯
充填 28歯 54歯
サホライド 88歯 126歯
フッ素塗布 17人 86人
歯肉切除 1人
歯石除去 4人 3人





ベトナムボランティアに参加して
つがやす歯科医院 歯科医師 森末 秀彦
今回、初めて、ベトナムボランティアに参加して、最初は不安でした。

海外には行ったことはありますが、海外での歯科ボランティアはしたことはなく、

具体的な活動も分からず、緊張していました。実際、ベトナムも初めてで、

昔のイメージしかなく「本当に大丈夫なのだろうか」と不安な気持ちも強くありました。

しかし、ベトナムに到着して、ホーチミン市内の近代化に驚き、親しみのある現地スタッフとの交流などをすると不安な気持ちはどこかに吹き飛びました。

さて、本題の現地での歯科治療ですが、やはり、日本の診療室とは違い設備が整っていないので、イスに座らせて麻酔をし、Extかセメント充填をする処置が精一杯なのかなと思いましたが、歯科診療がはじまり、どんどん患者はやってくると悩む暇なんてありませんでした。1人の歯科医師として義務を果たせていたのかわかりませんが、診療後は達成感など、普段の診療では味わえない感覚でした。

今回の診療では、見た限りでは、抜歯や充填は多かったけれども成人に近いかたのなかにはCR充填なども行っている人もいてカリエスが少なかったと思いました。現地スタッフのテムさんが近年、水道水のなかにフッ素を入れているのと、歯科に関する関心が高まっていると話していたのを思い出し、それも関連しているのかなぁ・・と思いました。

初めての参加で、ベトナムのことを知り、地域に密着できたことが良い経験となりました。普段体験できない事をできて、本当に良かったと感じています。ありがとうございました。

ベトナムボランティアの感想
つがやす歯科医院 歯科衛生士 湯浅 清香
今回このボランティアで初めてベトナムに行きましたが、日本との文化の違いにまず驚かされました。交通ルールとかこっちの常識がまるで通用せず、ノーヘル・3人乗り当たり前なことがすごくびっくりしてしまいました。言葉も全然理解できなくて、現地についてからは本当にこんな場所で診療できるのかと不安な気持ちでいっぱいになりました。

そして、いざ診療に入るとそんな不安な気持ちなんて忘れるくらいの混み具合で、とにかく大変でした。おもに私は抜歯のアシストをしていたのですが、カリエス・残根・歯石だらけの口腔内の子供達にびっくりしてしまいました。去年行った人たちからある程度話は聞いていたのですが、ここまでだとは思っていませんでした。医療器具もとにかくあるものをどうにかして使う!!という状況に最初はどうしたらいいかわからず、アシストの際先生方には迷惑をかけてしまったと思います。でも先生方の工夫の仕方や機転の利かせ方はすごくて、柔軟な考え方はとても勉強になり今後の自分の為に役立てることができたと思います。

現地のボランティアの方々もすごく優しい人たちばかりで、何もわからない私達を買い物に連れてってくれたりいろいろな話をして楽しませてくれました。ボランティアの方々との交流で日本とは違う文化に触れることもでき、こんな考え方もあるんだなと学ぶこともできました。

この経験を生かし、今後の自分の成長につなげていきたいと思います。また機会があればこのボランティアに参加したいです。

ベトナムボランティア
大串 理紗
 私にとって今回のベトナムボランティアは、初めての海外でした。なので、生活習慣の違いや、街の雰囲気などの文化の違いがとても新鮮でとても驚きました。

 現地で日本語学校に通っている学生の人たちとの交流もとてもいい思い出となりました。

一生懸命日本語を使って話しかけてくれたり、積極的にお手伝いをしてくれて、本当に力になってくれました。

 私達もベトナム語はまったくわかりませんでしたが、共通語とされている英語をもっと積極的に使ってコミュニケーションをとれたらよかったなと後悔しています。

 ベトナムでの診療は、大半が子供で、怖がったり、泣いてしまったり、中には暴れてしまう子もいて、時間との戦いでした。器具や材料、人手も足りない状態で汗まみれになって行いました。

子供達に通じる言葉でこえかけできなかったことがとても悔しく思いました。

まだまだ乳歯ばかりの口腔内に残根状態のカリエスや歯石がたっぷり付着していて、日ごろの口腔内の清掃状態がとても不安におもいました。

 JAVDOのボランティアに参加しているという使命感が、2日間の診療を終えて大きな達成感となり、いつもの診療室では学ぶことのできない機転のきいたアシストや、器具の応用など新たな歯科臨床を体験しました。

 一緒に現地へ向った他院のスタッフとも交流を深めることができ、今回のボランティアは私にとって、今後につながるとてもいい経験になったと思います。
感想文
 永井 祥子
初めてのベトナム!初の海外での治療奉仕!私には何ができるのだろうか?そんな気持ちと海外に行けるワクワクを胸に参加させて頂きました。ホーチミンの空港から一歩外に出るとムッとする暑さに心が躍りました。ベトナムでは必死に治療し、夜は日本人メンバーやベトナム人ボランティアの学生さん達と夢のような楽しい時間を過ごすことができ、あっという間にベトナムでの時間が終わってしまいました。日本に帰ってきて一番心に残っていることは、私が抜歯をした5・6歳の男の子との出会いでした。泣き叫ぶ彼を、4人がかりで押さえつけて抜歯をしました。外国から来た誰だか知らない人に押さえつけられて歯を抜かれた彼。その恐怖はとても大きかったのではないか。いつかベトナム人によって彼らが治療を受けられることが出来るようになれば、治療に対しての恐怖心は多少でも軽減するのではないか?しかしそこにはベトナムの社会の仕組みや歯科医師の数が不足しているなどの現実がありました。このどうにもできない現実があるということを活動を通して知ることができました。日本にいては知ることができなかったこと。実際に自分で見て・経験し、考えることが出来たことは私にとってとても大きなものになりました。この様な機会を与えてくださった先生方に大変感謝しています。

ベトナムで出会ったたくさんの笑顔は私の宝物です。ありがとうございました。
感想文
伊藤 基子
今回、ベトナムでのボランティアツアーに参加させていただき、私自身多くのことを学ばせていただきました。

現地での歯科診療は、汗だくになり無我夢中でセメントを練り続け、本当に微力ながらも達成感と充実感を味わうことができました。日本と比べて衛生状態、食文化、社会背景が違うことで、子供の口腔環境もまた違うということは、ボランティアを通して知ったことのひとつです。現地に赴けたからこそ知ることができた事実がたくさんあり、衝撃的で、自分自身の視野をこれからもっと広げていきたい!と感じました。

また、ご一緒させていただいた栂安先生、鎌田先生、中野先生、つがやす歯科医院の皆様、現地のボランティアの方々との出会い、ベトナムの子供たちのキラキラした笑顔、2日間の楽しい思い出が、日本に帰ってきてから私にとって素晴らしい糧となり、元気の源となりました。このような貴重な経験をさせていただけたことに心から感謝しております。
〜初めての経験ベトナム〜
歯科衛生士  野崎 めぐみ
今回このボランティアに私は初めて参加させて頂きました。最初にこの話しを頂いた時,私に何が出来るだろ?本当に私が参加させて頂いていいのだろうか?という気持ちでいっぱいでした。実際ベトナムにつくと初めての光景,文化にとても興奮し、またバイクの多さに驚きました。2日目ベトナムでの初めての診療,障害を持っている方の施設で私は先生の横でアシスタントをしているのがやっとでした。その中で1人スケーリングの指示があり私が行った子がいました。現地の学生の方に体を押さえてもらいながらで、必死に除石したのを覚えています。時間や器具の限りもありすべての歯石を除去出来なかったこと,また言語が全く分からず日本語でしか声掛けが出来なかった事が心残りです。
ベトナムの子の口腔内は想像していたよりもひどく、抜歯をしなくてはいけない子がほとんどでした。
私はその現状にショックを受けたのと、日本との歯科治療の違いにもどかしさを感じました。
このような貴重な体験をさせて頂き,先生・歯科衛生士・現地の方々にとても感謝しています。
今回このベトナムでのボランティア活動で学んだ事をこれからの仕事で生かせていきたいと思います。
 


特定非営利活動法人 日本歯科ボランティア機構