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第39回派遣報告
団長:          中條 新次郎
団員: 歯科医師 石原 慎也
橋本 昌美
歯科衛生士 奥山 実和子
長谷川 弥生
辻本 時子
早川 由希
サポート 沖本 麻貴

 
活動年月日 2007年6月24日 2007年6月25日
活動場所(施設名等) 6/19 Tran Nao St.Binh An Ward 2nd Dist,HCMC HASHO ・JAVDO歯科診療所
午前の部 午後の部 午前の部 午後の部
時刻 開始 8時30分 13時30分 8時30分 13時30分
    終了 11時30分 15時00分 11時30分 15時00分
派遣団員内訳
歯科医師 2人 2人 1人
歯科衛生士 4人 4人 2人
その他 4人 4人 2人
検診人数 87人 41人 14人
処置した人数 36 29人 10人
処置内容
抜歯 27歯 37歯 10歯
充填 (レジン) 7歯 10歯 4歯
充填 (グラスアイオイマー) 7歯 3歯 2歯
サホライド 6歯 2歯



感想   ― また来る事を誓って ー
中條 新次郎
今回は橋本先生のバックアップのつもりで参加させてもらった。既に7回を数えるまでになった。

日本国中の意識の高い先生や衛生士が参加されることが望ましいが、今回は少人数となった為、応援でやって来た。

今までは自分が団長で訪問することばかりであったから、確かに自分の思うとおりにしてきた感がある。しかし、いつもと違う空気の中で行う事も必大切な経験だった。

準備は衛生士の奥山が担当。経験も三度目であったのではなしが早い。結果的に特に忘れ物は無く、困ることは無かった。事前の準備も充分であった。勿論初めて参加の歯科医師や衛生士がいるのだから、不安を与えることのないように、みんなで感染予防の考えを統一できたのは、良い結果をもたらす原因の一つだったと思う。いわゆる「ユニバーサルプレコーション」ということか?。概して理解不足の所もあるが、治療と自分の安全を両立することができたと思う。

初日はお寺の付随した施設に訪問した。使用させて頂いた部屋は綺麗に片づいており、角には手洗いもついていて、不満を言えば怒られそうなところだった。しかし、トイレには困った。さすがに何度もベトナムに訪問していても、設備の違いはつらい。水は自分で流すし、紙が設置していない。だいたい戸に穴が開いている。これでは用をたしている姿が見えてしまう。そんなものかと諦めて用をたす。

精進料理の昼食も不思議だ。腹がふくれたようでそうでもないような。思わずビールを注文したくなったが、さすがに勤務中と思い直して。ぐっと我慢した。

二日目はHASYOにて治療した。

さすがにやりやすい。なんと言ってもチェアーが有るわけで、外で検診していた橋本先生には申し訳なかった。衛生士さんも暑さで体調を崩していたようで、自分は楽をさせて頂いて、恐縮でした。

夜はいつも通りベトナムの風を感じていたわけで、タイガービールに氷を入れて思う存分飲んで楽しんだ。うまい揚げ春巻きとタイガービールはやはり自分の中ではベトナムの象徴で、このボランティアーがやめられない一因となっている。

総じて、ボランティアーがうまくいったのは、スタッフの協力が有ってのことです。石原先生の活躍はさることながら、現地での細かな準備は衛生士の仕事で、奥山、長谷川の活躍は自分の予想外で、気持ちよく仕事ができたことは感謝に堪えないことです。

このボランティアーが多くのベトナムの子供達の為になれば幸いです。また、この経験が自分たちの成長の糧となることができたら、さらに感謝すべきだと思います。

また来ることを誓って、ベトナムを後にした次第です。
中條歯科医院  歯科衛生士  奥山 実和子
私は、今回で三回目の参加になります。 二年振りの参加だった事もあり不安と緊張でいっぱいでした。そして、今回は京都のこが橋本歯科医院の方々と活動を御一緒させて頂きました。

他の医院と一緒に活動するのは初めてだったので向こうでの準備や手順は、うまくいくかな・・・と少し不安でした。ちなみに、私は前回までベテランの先輩についていくのが精一杯だったので 今回、医院の中で経験者が院長と私だけということもありかなりのプレッシャーがありました。 指示される立場から、する立場になりプレッシャーもありましたが自分自身すごく責任感を持って行動することが出来たと思います。

以前の診療では、準備不足が目立ちDrや治療を必要とする子供たちにも迷惑をかけてしまった事が頭の中に強く残っていたので、今回は、その様な同じ失敗を繰り返さないようにと思い、

あらかじめ多めの準備を持って行っていきました。見事!診療は、最後までとてもスムーズにいき、無事終えることができました。

今回は、3回目だった事もあり自分にも余裕ができたのか 診療では、ベトナム語でコミュニケーションをとることができたり、 1回目、2回目とは違い、診療も楽しんですることができました。

こが橋本歯科医院さん方と一緒の活動は、経験者である衛生士の辻本さんも居たので、準備や分担は、とてもスムーズにいき、心配することは全くありませんでした。

2日目は、hashoでの診療でした。hashoは、チェアーが1台完備されているのでそこでの治療はとてもやりやすかったのです。治療前の子供達は、何をされるのか不安で始める前に泣き出す子も多くいました。しかし、治療が終わりjavdoのTシャツをもらった子供達は、みんな本当に嬉しそうな笑顔で、純粋で素敵な顔をしていました。

あの子供達の笑顔は、絶対忘れません!

今回参加して、思ったことは、子供たちの笑顔を見て思ったことは・・・

私たちに出来ることは限られているけれど少しでも役に立てた事が嬉しかったです。

そして、今後も参加する機会があれば、出来る限り自分の出来ることを精一杯させてもらいたいな、と思いました。

最後になりましたが、一緒に活動させて頂いたこが橋本歯科医院の皆様、現地でお世話をしてくださったスタッフの皆様、通訳ボランティアの皆様大変ありがとうございました。

そして、治療に来てくれた子供達☆みんなありがとう!
初めて、歯科医療ボランティア活動に参加して
こがはしもと歯科医院 歯科衛生士 早川由希
 今回私は、初めてベトナムへの歯科医療ボランティアへ参加させて頂きました。

行く前は、今まで行って無事帰ってきている院長や先輩の「楽しかった。」「いつもの診療への考えが変わるよ。」という感想を聞いていたので、不安な気持ちは特にありませんでした。ただ、医院の診療が当たり前になっている私にとって、違う環境での診療に、足を引っ張らないか心配ではありました。

また、ベトナムの異文化、歯への意識がどのようなものかを知るのが楽しみでした。

 待ち込む材料や消耗品の準備を終え、約6時間飛行機に乗り、無事ホーチミンに到着しました。私達が乗った飛行機は、日本航空5137便でしたが、ベトナム航空との共同運航で(コードシェア便というそうで、飛行機はベトナム航空でしたが、JALの機内誌もちゃんとありました。)、ベトナム航空のキャビンアテンダントの方は、ほとんど笑顔は見せず、黙々と仕事をされていました。私は怒っているのかと思いましたが、それが当たり前のようです。カルチャーショックでした。時差は平気でした。6月は雨期と聞いていたとおり、京都より気温も湿度も高めでした。

 HASHOでニェさんが待っていてくれました。ニェさんは親しみやすく、丁寧に対応していただき、日本語も大変お上手でした。中條歯科医院の現地のボランティアで参加されていたヒュ−さんやミーフーンさんも、皆さん日本語がお上手で驚きました。それに加え、日本にどうして興味を持ったのか、日本の文化や考え方などをどう思っているかを聞く事が出来ました。日本に興味を持ち知ろうとしてくれていること自体が嬉しかったし、日本語まで勉強されて、こうして一緒にボランティア活動を出来る事が貴重な体験だと思います。皆さんすごいなぁと思います。

沖本さんにもベトナムでの暮らしを教えて頂き、この滞在中5日間で日本のことを少し客観的に考えることが出来ました。

 翌日から診療が始まりました。例年より移動距離や時間は比較的短かったようです。道路を車で走っていると、バイクがビュンビュン走っていて、テレビなどで見るベトナムの風景が、生で見られて感動しました。診療場所に着くと、子供達が大勢いました。さっそく手を振ってくれました。年齢層は幅広いですが、みんな仲が良さそうでした。準備を始めている時は、まだ見慣れない人達に戸惑っている様子でしたが、検診が始まると素直にお口を開けてくれるし、人だかりができて、ニコニコしながらお手伝いをしてくれる子もいました。2日間の診療で一番印象に残ったのは子供達の人なつっこさです。みんな笑顔で近づいてきてくれて嬉しく思いました。

今思うと、初めて会った外国人の私達に、何をされるのかも分からず、よく口を開けてくれたなと思います。多人数のため、診療はどんどん進んでいきますが、診療が終わればケロッとしている子供達とも交流ができ、楽しい時間を過すことができました。日本の子供達との違いも実感しました。日本だったら保存可能な歯の抜歯、齲蝕の進行度などでベトナムでの歯科受診への困難さがうかがえました。

ベトナムと日本に関わらず、各国の歯科水準や意識の違いはあると思いますが、今回ベトナムに行ったことで日本での価値観、暮らし、診療が当たり前だと思っていたことが当たり前じゃないんだなと感じました。ベトナムの気候や買い物、街並み、食事も満喫し、すごく楽しむことが出来ました。

 次回はもっと適確に動けるようになって、是非またベトナムに行きたいです。沖本さんはとても気さくな方で、大変お世話になりました。中條歯科医院の皆さん、ニェさん、ヒュ−さん、ミーフーンさん、沖本さんのおかげで勉強しながら楽しく過ごせました。

ありがとうございました。
3度目のベトナムについて
こがはしもと歯科医院 辻本 時子
 今回で3度目ということもあり、余裕を持ち過ぎたのか・・・。出発2日前に39℃も熱が出て、行きつけの医院の先生に点滴をしてもらい、勤務をお休みして、医院長やスタッフに迷惑をかけてしまいました。それでも何とか体調を整え、ベトナムへ出発の日を迎えました。スーツケースには、頓服をしっかり入れて・・・。

 飛行機を降り、外に出た瞬間、あのムゥ〜ンとした何ともいえない湿度を感じ、あぁ〜着いた!と思いました。初日は準備と中條歯科医院の方達とごあいさつをし、明日に備えて食事に行きました。

 2日目、お寺が運営している孤児院?みたいな所へ行きました。私達は検診や抜歯、サホライド塗布を行い、中條先生と奥山さんは充填を、石原先生と長谷川さんは抜歯というように分かれて行いました。そのため、とてもスムーズに進み、子供達と触れ合うことが出来ました。検診をしている私達の周りは、物珍しいのか、子供達で常にいっぱいでした。

 3日目はHASHOの診療室で行いました。午前中は昨日と同じで検診チームです。2日とも暑い屋外での検診だったためか、風邪が治り切っていなかったためか、体調を少し悪くしてしまい、他の方々にご迷惑をかけてしまいました。ホテルに戻って1時間ほど寝たら、体調が良くなり、午後からは橋本歯科だけで、検診から治療まで行いました。この日の最後に診た女の子が、とても印象的でした。検診をして、充填をしようということになり、処置を始めるとすごく嫌がって、治療が出来ない状態でした。付き添いの先生や一緒に来た友達に、何とか説得してもらい、治療をすることになったんですが・・・嫌々という感じで、言葉が通じない私達は、手鏡を渡しました。すると、食い入るように鏡を見て、顔を横に動かすこともなくなり、形成、充填と研磨まで出来ました。治療後、前で腕を組み深々と頭を下げて感謝のポーズをしてくれました。感謝をされたいためにJAVDOに参加している訳ではないのですが、さっきまであんなに嫌がっていた女の子が、2日間で1番ありがとうと言ってくれた気がして嬉しかったです。

 今までは、スタッフが橋本歯科だけで、他の医院の先生のお手伝いをする形で参加していましたが、今回は中條歯科の方達と一緒に行くことで、他のスタッフの方達がどのように取り組んでいらっしゃるのかを間近で見られて、大変いい経験になりました。夜も一緒にご飯を食べに行ったり、診療室とは違って少し無理な体制で診るため、マッサージに行ったりと初めての体験も出来ました。初回から参加して、3度も行くことになるとは思いませんでしたが、またチャンスがあれば参加したいと思います。




特定非営利活動法人 日本歯科ボランティア機構