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第106回派遣報告
団 長: 橋本 昌美
団 員: 歯科医師 宮本 絵里加
歯科衛生士 犬塚 理恵
小野 香里
    現地サポート 沖本 麻貴      

 


1. (活動場所) 
 
Thuan An 障害児教育センター
 
2.(活動内容)
 
102回・103回・104回派遣に引き続き、調査対象者の追跡調査と歯みがき指導っをを行った
 
 3. (感想)
 
14回目となるベトナムへ、今年も『関西・京都チーム』を結成して
団長 橋本 昌美
1月28日、京都府歯科医師会館での講演会を終えてから、14回目の渡航となるベトナム・ホーチミンシティへ、いつも通りたまったJALのマイルを使って、大阪伊丹空港から東京羽田空港を経由して飛び立ちました。以前と同じタイム・スケジュールで、1年半前は新人・歯科衛生士の犬塚理恵と一緒で、昨年、当医院を退職して静岡へ戻った池田映莉子との前回の派遣を思い出しながら、早朝のホーチミンシティへ到着しました。
今回のメンバーは、前回に引き続き犬塚が2回目の渡航で、唯一の経験者となり、歯科医師には北海道医療大学歯学部の後輩で、地元の伏見区で勤務されておられる宮本絵里加先生、歯科衛生士には、やはり犬塚の後輩で当医院勤務1年目の小野香里の4名となりました。
当初、前回の派遣(第98回)で、大船渡市から、ご一緒して下さった歯科衛生士の村上尚美さまも参加予定でしたが、渡航直前に体調不良となり、残念ながら不参加となってしまいました。
それでも今回は、派遣団のメンバー全員が北海道医療大学の卒業で、さらに伏見区で働いている正に『北医療大・京都チーム』となりました。
 例年、私たちのチームは6月の渡航でしたが、今年度は施設側の都合により、初めて1月の渡航となりました。活動当日の30日『シェラトン サイゴン ホテル』にて、1年半ぶりの沖本さんとニエ君に再会しました。
 今年度の活動から、JAVDOの現地事務所が置かれている障がい児教育センターにおいて、予防に特化した歯科健診と歯みがき指導などに変更となりました。
 口腔内診査は宮本先生と私で、前回の派遣チームでも、お手伝いして下さった通訳の日本語学校の学生さんに筆記もしてもらい、その後の歯みがき指導は歯科衛生士のふたりが、専門学校時代につくったエプロンシアターなども使いながら、積極的に進めてくれていました。
 また歯科口腔衛生指導は、慣れた手つきでニエ君が実施してくれました。私達は初めての歯科健診などでしたが、比較的スムーズに活動が出来たように思いました。
今回、歯科治療は行わず、歯科健診と歯みがき指導が中心の活動でしたが、歯科衛生士のメンバーにとっては以前よりも活躍するシーンが多く、やりがいを感じてくれているようで、予防は予防で、いい活動が出来ているなぁ…と感じました。
最後になりましたが、藤岡先生をはじめ、現地のニエ君や沖本さんら皆みな様、宮本先生、そして2度目の参加で、準備などを引き受けてくれた当医院の犬塚と新卒ながら、さらに初めての海外旅行へ頑張ってくれた小野に、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました、そしてお疲れ様でした…。
来年も記念すべき(?)15回目を実現したいと考えており、また新しい先生や歯科衛生士の方々と今回、経験者となった宮本先生や小野らとともに、この京都からチームを結成して、活動出来ればなぁ…と、今から願っています。
活動報告
歯科医師 宮本絵里加
今回、北海道医療大学歯学部同窓会京都府支部長の橋本先生にお誘い頂き、海外歯科ボランティアに初めて参加させてもらいました。
聴覚障がい者の子どもたちの健診を手伝わせてもらったのですが、口を開けて、閉じて、いーっ!として等の行為が、普段とは異なり伝わらず、初めは戸惑いましたが、マスクを外して口でジェスチャーをしたり、いろいろ工夫して意思疎通を図りました。手話を覚えていけば、よりよいコミュケーションがとれたのではないかと反省しています。
橋本先生をはじめ、歯科衛生士さんや、現地の沖本さん、ニエさん、日本語を勉強している学生さん等々皆様の助けがあり、スムーズに健診を行うことができ、いかにチームワークが大切かを、学びました。
また、子ども達の口腔内は思った以上に衛生状態がよく、高度経済成長や水道水のフッ化物添加や今まで先輩方がボランティアで啓発活動を行ってこられた結果だと考えました。
今後、ベトナムや世界の子ども達がよりよい医療を受けることが出来るようになるよう願っています。ありがとうございました。
 
2回目の派遣活動を終えて
歯科衛生士 犬塚理恵
私は今回で2回目の参加となりました。前回は孤児院での歯科治療のみのボランティア活動でした。その時は歯科衛生士としての予防処置や保健指導が全くなかったこと、対象者によっては齲蝕が多いなどということから言葉の壁を乗り越え、私たちの力でセルフケアの知識を伝えていかなければならないと実感していたところ、今回は聴覚障がい者施設の派遣のお話をいただきました。
保健活動の派遣は私にとって初めてで、ただでさえ日本語が通じない場所、そして手話で会話をする子たちへの保健指導ということで、不安がいっぱいでした。
実際に活動してみると、私たちの派遣団で3回目ということもあり、問診や健診、保健指導の流れも既に出来ていました。保健指導の際も3回目ということで子ども達も、しっかりと磨けている様子があったので、前歯部のブラッシングのみではなく、私たちは臼歯部のブラッシング指導もさせてもらいました。
日本語学校の学生さんに、①上顎前歯唇側面、②下顎前歯唇側面、③上顎前歯口蓋側面、④下顎前歯舌側面、⑤臼歯部、を磨くように、紙1枚1枚へ書いてもらい、子ども達が磨く洗面台に貼り付け、そこを指さしながら、みんな一斉に磨いてもらいました。ほとんどの子ども達は出血もなく、しっかりと磨けていましたが、できていない生徒さんには直接、歯ブラシを持って動かし、指導しました。
なかには、とっても出血が多く心配になったりしていた生徒さんもみられましたが、即座に日本語学校の学生さんが出血の意図や心配ないことを紙に書いて伝えてもらうと、最後は笑顔で歯みがきを頑張ってくれました。
顎模型を持って行ったのも正解だったと思います。ホワイトボードがあるともう少しスムーズに指導ができたかな…と反省しています。
後から健診の用紙を見てみると、まだまだ1日しっかり3回磨いている生徒さんは少ないように思えたので、そちらも指導するべきだったと感じています。
今回も派遣活動のお話をいただいた院長の橋本先生や、現地の沖本さんやニエさん、そして日本語学校の学生さんや施設の方々ら、色々な人の力のおかげで、無事に終えることができたと思っています。本当に、ありがとうございました。
1回の指導では、まだまだ反省や改善の必要があることばかりでしたので、
またいつか、ぜひ子ども達の笑顔を見るために、日本でも歯科衛生士として一生懸命、頑張っていきたいと思います。

 
はじめてJAVDO歯科ボランティアに参加させていただいて
歯科衛生士 小野香里
今回、私は勤務先である「こがはしもと歯科医院」の院長の橋本昌美先生から、お誘いいただき、初めてベトナムの歯科ボランティアに参加させていただきました。
以前から海外でのボランティア活動に興味があったため、参加の声をかけていただいた時はとても嬉しく、自分が海外の人のために出来ることがあるのかと、活動日を待ち遠しく思っていました。
ですが活動日が近づき、準備を行うにつれて、歯科衛生士専門学校を卒業して、まだ1年目の新米の私に何が出来るのか、お力になれるのか、不安な気持ちでいっぱいになりました。
こんな不安な気持ちのまま、ベトナムへ到着しましたが、初めてのベトナムは冬なのに暖かく、食べ物も美味しく、とても過ごしやすい!といった印象で、最初あった不安も徐々に薄れていき、ついに活動日を迎えました。
今回は聴覚に障がいのある子達の施設で、主に歯みがき指導をさせていただきました。そのため媒体を用いて、ブラッシング指導を行いましたが、最初は手話やベトナム語が分からず、媒体だけでは、うまく伝えきれなくなり戸惑いました。ですが日本語学校の生徒さんや、同じく歯科衛生士の先輩として、一緒に来た犬塚さんに助けていただき、ベトナム語で書いた紙を貼って、見てもらったり、大きくジェスチャーをする事で、徐々にスムーズに伝えることが出来ました。
今回、初めてJAVDOの活動に参加させていただきましたが、本当に貴重な経験をさせていただき、非常にいい刺激になりました。
手話で必死に伝えようとしてくれる生徒さんに答えられないことが残念だったので、またこのような施設に行く機会がありましたら、今回の経験を生かして、手話やベトナム語を覚えた上で、指導をしていけるように勉強して行こうと思います。
最後になりましたが今回、素晴らしい体験をさせてくださった橋本先生、一緒に活動してくださった宮本先生、犬塚さん、ニエさん、沖本さん、日本語学校の学生さん、心から感謝しています。本当にありがとうございました!
 



 


特定非営利活動法人 日本歯科ボランティア機構