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第105回派遣報告
団 長:        上田 耕平
団 員: 歯科医師 森 康仙 山岡 義孝
江戸 馨一 水藤 雅彦
      葉 清貴   塚本 靖子  
      江上 雅之    林 雅輝  
      伊東 勇一郎   辻 輝  
      生野 啓一郎       
歯科衛生士 東 清美 松山 幸代
      三上 愛   畑 桃子   
      杉山 春香   日笠 明菜  
      鈴木 美緒   新保 和  
      田中 杏奈   西川 真梨子  
    看護師 井上 さらら   朝山 香織  
その他 三澤 信也
    衛生士学生 加藤 さくら   山田 里菜  
現地サポート ロイ

 
活動年月日 2017年11月4日 2017年11月5日
活動場所(施設名等) カオバン省チュンカイン地区
午前の部 午後の部 午前の部 午後の部
時刻 開始 8時00分 13時00分 7時30分
    終了 13時00分 17時00分 11時30分
派遣団員内訳
歯科医師 13人  13人
歯科衛生士 10人  10人
その他 7人  7人
子どもたちとの交流 238人 258人 96人
検診人数 245人 267人 99人
処置した人数 238人  258人 96人
処置内容
抜歯 275歯 228歯  81歯
サホライド 88歯 388歯  116歯
充填 60歯  199歯 56歯
感根処、抜髄等、生切  5歯 2歯   
ブラッシング指導 8人 6人  3人
フッ素塗布 96人 141人  73人
歯石除去 10人 9人  3人
口腔内清掃・ブラッシング  4人      




第105回派遣団報告
 団長 上田耕平
今回も我々は昨年同様、カオバン省で活動しました。
今年は、昨年よりさらに中国との国境付近まで北に上り、チュンカイン地区という小さな町の小学校が活動場所でした。
チュンカイン地区はカオバン市よりさらに2時間ほど北に位置しており、ハノイからバスで9時間ほどかかりました。
ここ数年活動しているカオバン省の中でもさらにこの地区は、貧困層が多く生れてからまだ一度も歯科医院を受診したことのないお子さんが多数をしめている状況でした。ですから萌出して間もない第一大臼歯が、すべてC3~4の状態になっている症例なども多数存在し、今回の2日の活動ではどうすることもできないもどかしさを感じました。
そこで、今回の活動では日本から持ち込んだ歯ブラシを受診した全てのお子さんに配布し、衛生士からの紙芝居を用いた啓蒙活動にも時間をさきました。

今回も事前準備で藤岡先生とランさんに大変お世話になりました。
また現地では、ロイさんをはじめ通訳をしていただいたベトナム人スタッフ、ロイさんの友人の安田さん、カオバン省の方々すべてに大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
 
JAVDO感想文
歯科医師  笠原 俊宏
平成29年11月2日から11月6日にかけて、ベトナムのカオバン省でボランティアに初めて参加させていただきました。今回訪問させていただいたカオバン省はハノイから約9時間の場所であり、山々と川に囲まれた自然豊かなところでした。カオバン省の子供達の口腔内を見たとき、あまりにも多い多発性う蝕の多さにショックを受けました。そのため治療の内容の多くは乳歯の抜歯及び充填でした。私は目の前にいる子供の治療に全力で取り組みました。最初は言葉の違いに不安がありましたが、現地の通訳の方々の協力もあり、多くの子供に対して処置を何とかやり遂げることができました。
反省点としては自分の子供に対する乳歯抜歯の技術不足を痛感しました。乳歯の抜歯で行き詰ってしまったとき、先輩の先生方に診ていただきました。先輩の先生方の手にかかると、すぐに抜けて、治療後にはフィードバックをしていただきました。この時に指導して頂いたことは、どんな本を読むより、良い勉強になったと思います。
ベトナムについてからはほんとあっという間で、充実した6日間でした。
今回の活動で得たこと、学んだことは今後診療をするにあたって、良い刺激になったと感じております。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
団長の上田先生、並びに多くの関係者の方々に感謝の意を申し上げます
ベトナムカオバン省での活動を終えて
歯科医師 辻 輝
  ベトナムに行ってボランティアで治療を行うという非日常は、僕にとって非常に大きな経験になりました。もともとは、「臨床経験を多く積むいい機会だ」くらいに考えていました。ただ、実際にベトナムに行って現地の子供たちに治療をしたり、先輩スタッフや通訳さんたちと話をさせてもらううちに、そんなに単純なものではないと思うようになりました。限られた設備と機器のなかで行う治療は、必ずしも納得いくものとはなりませんでした。子供たちにとっての最善の選択が出来ているかどうか悩みもしました。それでも現地の方々は自分たちの活動に感謝してくださり、やりがいを感じるとともにもっと何とかしてあげられる歯科医になろうと思いました。ある先輩はこの活動を「自己満足だ」と言っていました。「自分たちが現地に行って治療を行うよりも、それにかかる費用を送った方が実際には役に立つかもしれない」とも。それでもこの活動が好きでやりがいを感じているからこれから先も続けていくという話を聞いて、かっこいいなと思いました。僕個人としては、自己満足よりも自分の未熟さをより自覚することの方が多かったですが、こういった活動にまた参加したいと思いました。
 治療以外では、初めて来たベトナムということで大いに楽しませてもらいました。見るものすべてが新鮮に感じられて、バスから見える景色にわくわくしました。幸い食事が合わないということもなく、フォーをはじめとしてベトナム料理を堪能することが出来ました。各地の歯科医院から来ているスタッフさんともいろいろな話が出来てとても面白かったですし、こういった普通ならなかったであろう繋がりを大切にしたいと思います。
 すごくいい経験だったと思うだけでなく、次はもっとこうしたいと考えている自分がいます。次がいつになるかはまだわかりませんが、そのときに十分な「自己満足」がえられるように努力を続けていきたいと思いました。最後になりますが、お世話になったスタッフさん、通訳さん、現地の関係者の方々に深く感謝いたします。

ベトナムボランティア活動を終えて
歯科衛生士 田中 杏奈
今回初めて海外でのボランティア活動に参加させて頂きました。初めは、言葉が通じない海外で、はじめて会ったスタッフと慣れない環境での診療にとても不安がありました。しかし、団長をはじめとするチームのみなさんが優しくなんでも教えてくださり、無事に2日間診療を終えることができました。
私は、保存・外科・予防と3箇所かかわることが出来ました。その中でも外科部門では抜歯する子どもが多く、永久歯でも保存が難しい歯を多数見ました。
恐怖で泣いている子どもたちを抑えながらの診療は心苦しかったですが終わった後に笑顔で手を振ってくれて嬉しかったです。
日本とベトナムの子どもの口腔内の違いに驚き、改めて予防の大切さを感じました。ボランティア活動の中で紙芝居を読ませて頂いたり、ブラッシング指導をさせて頂くと、子どもたちがとても喜んでくれて嬉しかったです。
こういった公衆衛生活動を大勢の子どもたちの前でするのは初めてで、緊張しましたが保健指導や、公衆衛生活動の重要性を改めて感じました。このような貴重な経験をさせていただけたことに感謝し、今後の診療に活かしていきたいです。
6日間楽しく活動できたのもチームの皆さんのおかげです。
本当にありがとうございました。

2017 javdo ベトナム ボランティア 感想文
朝山加織・西川真梨子・井上さらら
ボランティア団体JAVDOの一員として参加させていただき、普段体験する事の出来ない貴重な時間を過ごせた事へ心より感謝しております。

実際ベトナムの地に着き、歯医者の無い場所、子供達も歯の知識の無い場所でのボランティアは、設備も整っておらず、環境も全く違いました。その限られた環境、時間の中で、自分達に何が出来るのか不安もありました。しかし、実際診療が始まり子供達を目の前にした時、自然と体が動き、言葉は通じなくとも、泣いている子供達に笑顔を向けることができました。

ボランティアが終了し、今思い返すと、結局何を残すことができたのか。。。と思うと自己満足だけが残り、今後の子供達の将来は。。。など、深く考えさせられるものがありました。しかしそれ以上に、言葉では言い表せない程の良きものを、子供達を始めベトナムの方々から得ることが出来ました。その自己満足を自己満足だけで終わらせない様に、一人でも多くのベトナムの子供達の笑顔に繋げていきたいです。年に一度のこの活動の為にも日々成長していこうと思います。

最後になりましたが、この様な素晴らしい団体に参加させていただき、全てのスタッフの皆様には心より感謝しております。またJAVDOという団体がより一層発展していくことを願っております。

 


特定非営利活動法人 日本歯科ボランティア機構