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第103回派遣報告
団長:         有松 俊明
団員: 歯科衛生士 有松 ひとみ  楠田 美佳
渡邊 弘美 木村 ひとみ
その他 濱田 美紀 堀井 順子
近藤 亜矢子 藤永 ひとみ
木村 葵瀬

 


1. (活動場所) 
 
Thuan An 障害児教育センター
 
2.(活動内容)
 
前回(102回派遣)調査対象児童の追跡調査を行った
 
 3. (感想)
 
第103回 派遣報告
 団長 有松 俊明
 ここ数年、9月に入ると、患者さんから今年もまた行くんやろ。次の予約はベトナムから帰ってからでいいよ。と言われる、それから台風の心配をしながら、治療器具、材料の準備ということになるが、今年は検診のみということであり、前回派遣隊の中條団長から受け取った懇切丁寧な説明と資料のおかげで、あまりあたふたすることなく出発できた。
雨季の最中、台風一過の晴天を期待していたが、しとしと雨のホーチミン到着となった。
今回は10人の隊で、私以外は女性というにぎやかなチームになり、悪天候にもかかわらず、到着初日からアオザイのレンタルで大はしゃぎしていた。
活動地は昨年度と同じ施設だったので、あまり不安はなかったが、引継ぎに限られた時間でスピーディに活動を行うようにと指示があったので、団員の役割分担と、生徒の誘導に気をつけたつもりだったが、9月にクラス替えがあり、最初の名簿と写真の照合に時間がかかった。問診、調査は通訳さんが経験者で、スムースにできたようである。口腔内検診は、最初のうち、検査項目が多く、手間取り、あっという間に生徒たちの昼食と昼寝の時間になってしまった。昼食後は気合を入れなおして、スピードアップできたが、思いの外、ハードだった。
健康指導は前回と同じだとおもしろくないよと、ニエ君からの意見がでたため、こちらで用意していた紙芝居で行った。ブラッシング指導は楠田さんのダイナミックな指導と通訳さんの機転のおかげで有意義なものとなった。オプションで栄養士の濱田さんが体重、身長 、BMIを測定した。以下が結果である。

人数 男 30人  女  33人
・平均BMI
  男 17.5  女  19.1
・肥満の気になる方(BMI24以上)
  男 1人  女 4人
・痩せが気になる方(BMI16以下)
  男 15人  女 11人
 
 今回も無事活動を終えることができました。
サポートしてくれた、ニエ君、沖本さん、通訳の学生さん、団員のみなさんに感謝します。
 

JAVDO活動報告2017
歯科衛生士 有松ひとみ
 相変わらずバタバタの毎日だったので、今回の準備は殆ど団長にお任せ状態、最終的に荷物を詰め込んだのはベトナムに飛ぶ前日となった。秋の風を感じる福岡国際空港から、雨季独特の曇り空のタンサン・ニャット国際空港に到着する。沖本さんニエ君と待ち合わせの夕食まで、アオザイ試着ツアーオプションの場所を目指すが見つからない。何人かの通行人に尋ねるが言うことがばらばらで右往左往、何とか辿り着き、アオザイ試着で盛り上がった後、難なく予約した食堂に到着したがどうも様子が変。レストラン名は同じで…「ここだ」という従業員と「違う」という従業員がいて訳がわからない。通りを行く人も同じ反応で、先程と同じように同じ道を行ったり来たりした。何とかお二人に合流したが、団員の皆様を振り回してしまい、コーディネーター役の私はかなり落ち込んだ。ネットで調べたら、あまり流行らないお店が人気店と同じ名を語り、人を呼び寄せていることがわかった。恐るべし!これもベトナム。
 活動は初めての試みであることと、いつもとペースが違うこと、一般的質問と専門職の質問を分けているため、必要以上に時間がかかり、待ちの子ども達で渋滞状態。プロービング担当の歯科衛生士から「質問してから検査となるので時間がかかる」との指摘を受け、急遽、質問事項は最初のパートで全て終わらせて、歯科医師と歯科衛生士は歯科領域に専念してもらった。その後は、円滑な動線に変わり、時間短縮に繋がったと感じた。午前中で終わるはずが、最初のロスが大きく、また昼食時間後の昼寝と重なることも考慮して、午後の部の延長を決めるが、午前と違うスムーズな流れで早々の終了となった。私の担当した保健指導も、昨年は手話を介して実施したが、今年はゆっくりとしたベトナム語で話すと反応が返ってきて、単独でクリア。でも、冷静に考えると、昨年と同じ子が何人かいたので、その子達がリーダーシップとってくれていたのではないだろうか…きっとそうだったのだと気づく(ありがとう!リーダーさん)”歯磨きの習慣””栄養改善””タバコの害”この3つのメッセージを未来ある子ども達に語り継ぐことで、ベトナムの健康事情の改善へと繋がることを願っている。
 最後になりましたが、私の準備不足もあり、団員の皆様や沖本さんやニエ君にたくさんたくさん助けられて、無事に終わることができました。心より感謝いたします。今年のトピックスは中学生で参加してくれた葵瀬さん、乾季のベトナムの青空のような澄んだ目で活動してくれた感性は永遠の珠玉です。
未来は明るい、そして、I love everyone and Viet nam.

初めて参加して
堀井 順子
今回が初めて参加した我々2人とボランティアのニーさんの3人で問診票の作成を担当しました。質問項目が若干抽象的で、答えが本人の主観を問うものだったので、生徒の読解力頼りだった始めの頃は首を傾げてしまう答えも有りましたが、ニーさんが質問の要領を素早く飲み込み、粘り強くかつ丁寧に対応し、生徒達も一生懸命答えてくれましたので、時間と共に何とか的確な応答になったと思います。ニーさんの努力の賜物です。
午後に追加された質問は、具体的な口腔内の状態を問うものだったので、これを午前中の設問に組み合わせる事で、より質問が理解し易くなり、詳細な答えを得ることができるのではないかと思いました。
普段接する事の無い年代の子供達と会え、若いエネルギーを目の当たりにし、楽しい時間を過ごせ感謝しています。
感想文
臨床検査技師 近藤 亜矢子
今回初めて参加させていただきました。
大学生時代に海外協力青年隊に参加したいと思っていたので僅かでも雰囲気が味わえればとの期待と、私はベトナム語も英語も出来ないので足手まといになるのではと不安がありました。実際に現場についても段取りが掴めず少し不安が大きくなりましたが、ベトナム人の日本語学校に通うボランティアの方々が大変優秀でスムーズに行う事が出来ました。また受診したベトナムの子供達も元気で私も元気をもらいました。今回は聴覚障害の子供達でしたので事前に簡単な手話を覚えておけば良かったなと思いました。短い時間でしたがとても貴重な体験をさせていただきとても感謝しています。



感想
藤永ひとみ
 初めての海外でのボランティア。6年前に1度訪れたことのあるベトナムではりますが、出発の日が近づくにつれ、不安な気持ちでいっぱいでした。医療の現場で私が役に立つのだろうか、初めてお会いするみなさんとは仲良くなれるだろうか。
 こんな気持ちは、福岡空港で団長さんはじめ会長さん、歯科衛生士の皆さん方とお会いした瞬間に、どこかへ吹き飛んでいきました。なんという素敵な方々なんだろう。こんな気持ちは、皆さん方と時間を重ねるにつれ、ますます強くなっていきました。ご自分の仕事に誇りを持ち、前向きに取組む姿。子どもたちの予防指導に労を惜しまず取組む姿。
 ボランティアの場面でも、学ぶことはたくさんありました。子どもたちの目の輝き、シスター方の明るく愛情にあふれた姿。そして、日本の大学に入るために一生懸命勉強をしている学生さん方の笑顔。なにもかもが、私が日々の生活の中で見失っていたものだったような気がしました。
 今回の旅で得たものを、今後も大切にしていきたいと思います。ありがとうございました。
ベトナム 派遣を終えて
管理栄養士 濱田美紀
今回で2年目の訪問でした。昨年と同様に身長・体重を計り、BMIを出しました。
13歳~17歳で男30人・女33人の計測ができました。(20歳の方1名は外しています)
平均BMIは男17.5kg/㎡・女19.1kg/㎡でした。どちらも昨年よりやせぎみだと感じました。施設の食事をしてもそうですがベトナムの食材はよく噛まなければいけないものが多く、口腔の状態が良くないと食べられないと思いました。体重管理にはとても良い食事なので口腔衛生をきちんと行い、しっかり噛んで食べることが大事です。柔らかいものに移行して肥満からの生活習慣病を増やさないように伝えることが大事だと思いました。
施設の子供たちの笑顔に癒された日でした。ありがとうございました。
2017活動報告
歯科衛生士 楠田美佳
4回目の参加となるベトナムでの活動は、昨年と同じ聴覚障害者の施設での活動でしたが、今回は、健診とブラッシング指導のプログラムに則って行うこととなり、私は、ブラッシング指導を担当しました。
指導内容については、前歯部を縦磨きで重点的に行うという指示があったため、それに沿って行いましたが、子ども達に配付する歯ブラシは大きく、縦磨きをするには難しいと感じました。また、4~5人ずつのグループ指導となりましたが、音声によるコミュニケーションがとれないため、通訳の学生に「今から、一緒に歯を磨きましょう」と、「食べたら歯を磨きましょう」という2つを持って行った紙袋の両面にマジックで記載し、それを見せながら指導を行いました。途中、通訳の学生が私の日本語をベトナム語にして携帯で表示し、子ども達に見せて伝えるというサポートをしてくれたのでとても助かりました。
後で、1日に1回も磨かない子どもが多かったと聞き、もっと多くのことを伝えたかったと思いました。来年、同じプログラムであるならば、事前に伝える内容をパネルにして持って行くことができたらと思っています。また、指導中は、一緒に歯ブラシを口に入れて、見せながらの指導を行いましたが、顎模型があるともっとつたえやすいのかなとも思いました。
治療も大切ですが、改めて保健指導の必要性を感じた日でもありました。来年もまた、この地に、職として伝えるべきことを伝えに来たいと思いました。

ベトナムでの活動をいつも支えてくれているニエくん、沖本さん、お二人の支えがあってこその活動だと思います。心から感謝しています。そして、有松団長をはじめとする団員の皆さんの熱い思いに刺激され、活動を続ける力と、歯科衛生士を続ける力を持ち続けることができているような気がします。皆さんに感謝し、また来年も一緒にベトナムで活動ができることを願っています。
2017年ベトナムボランティア活動
歯科衛生士 渡邉 弘美
少し涼しくなった日本からHotなベトナムへ。今回で3度目のボランティア活動に
参加できたことをうれしく思う。めまぐるしい勢いで進化する都市ホーチミン、賑やかで活気あふれる街から昨年と同じくThuanAn障がい者教育センターへと向かう。
施設スタッフの温かな笑顔にむかえられ懐かしさと嬉しさが交錯する中活動へ。
昨年とは違う内容に戸惑いが隠せない。思ったより口腔内検診に時間がかかり活動しながら改善していくという状況であった。知恵を出し合いながらなんとかスムーズに行うことができた。子供たちの口腔内は比較的きれいであったが歯石沈着、着色、歯肉炎がみられる子が多いと感じた。口腔衛生指導の大切さを再確認した。どのように伝えていけばいいのか、私に何ができるのか、少しでも子供たちが笑顔で美味しく食事ができるように私自身もさらに成長し、スキルアップし来年また会えることを願う。
有松団長ご夫妻、団員のみなさん、沖本さん、ニエ君、通訳の学生さんたちに今年もたくさん助けて頂きながら無事に終えられたことに感謝し、来年もパワー全開でお会いしたいと思います。ありがとうございました! 
 
5度目のベトナム活動で
木村 ひとみ
 今年で5回目の参加になります。初めて参加した時のベトナムの子どもたちの
キラキラした瞳に魅せられて1年に1度この地を訪れることが私の癒しになっています。この素敵な時間を私の娘にもいつか体験させたいと思っていましたが今年の初めに「私もベトナムに行ってみたい。」と自然と言ってくれ、娘との参加が実現しました。
 今回から聴覚障がい者の10〜17歳の子ども達80人を選抜して毎回問診と検
検診、健康指導、ブラッシング指導を行うとの事でした。私は検診を担当しましたが最初は要領がつかめず一人の検診に時間がかかりましたが、試行錯誤しながら効率よく行う方法を見出しながらの子ども達とのふれあいを楽しみました。
子ども達の中には大臼歯が残根状態になっている子や、辺縁歯肉の発赤・腫脹を認める子もおり、健康指導やブラッシング指導を行うことにより今後子ども達の口腔内がどのように変化していくのか追跡調査によりわかるようになるので、動向が気になります。私たちの活動が少しでも子ども達の健康につながればと願っています。
 娘は受付・誘導を担当し、空き時間で子ども達と折り紙や数字の点つなぎを楽しんでいました。初めての参加ですが緊張することもなく活動を楽しんでいることを微笑ましく感じました。活動後に行ったメコン川ツアーも親子の良い思い出になりました。
 今回もベトナムの方々のあたたかいおもてなしや気遣い、尊敬する有松団長夫妻、毎年恒例の参加となった先輩歯科衛生士の方々、新たな人々との出会いに刺激を受け、感謝し活動を終えることができました。来年はどんな活動になるだろう・・・?その日が来ることをワクワクしながら日本での日々を大切に過ごしていきます。
ベトナム行って思った事
木村 葵瀬
 ベトナムへ行ってみての第一印象は、そこまで日本と変わらないと思った事です。もちろん技術の差はあるものの、都市や地方の建物は日本とあまり変わらないと思いました。
 私が一番印象に残っている活動は、ベトナムの生徒さん達と関わったことです。耳の障がいがあると聞いて全く伝わらないのかなと思っていたら、ジェスチャーで伝わったので、言葉で通じ合えなくても伝わり、伝え合うことができるんだなと思いました。一番嬉しかったことは、日本の物に興味を持ってくれたことと、折り紙を折って私にくれたことです。折り紙に手紙も書いてくれていたので、とてもうれしっかたです。
 環境については、日本の方がいいなと思いました。木の下などに、たくさんのゴミが捨ててあったので、とてもびっくりしました。また、日本では野良猫が多いのですが、ベトナムでは野犬が多いという違いを見つけることができました。
そして、学校の社会の地理で習った「スコール」の現象を間近で体験することができたので、感動しました。 
 食べ物に関しては、とても美味しかったです。自分はベトナムの食べ物の方が合うのではないかと思いました。
 私は去年、母からベトナムの誘いを受けましたが、その時は全く興味を持てませんでした。部活の方が楽しかったからです。でも、自分は日本という国で、親に養ってもらっている環境で、どれほど自分が恵まれているのかというのを実感してみたいなとも思っていました。その時に学校活動の一環の職場体験学習で、働くことの意義や、人のためになることを学び、さらに行きたい気持ちが高まりました今、世界で色々な事が起きているので、世界事情を知るのにもちょうどいいかなと思い、行くことを決めました。。そして行ってみると、やはり自分たちは幸せなんだなと実感する事ができました。今までにない感情が出てきたので、本当に行ってよかったなと思っています。自分は将来、人や人に限らず、何かを助ける仕事に就きたいなと思っているので、今回の活動が参考になればと思っています。
一緒に同行させていただき、本当にありがとうございました。
またいつか参加したいです。


特定非営利活動法人 日本歯科ボランティア機構