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第100回派遣報告
団長:       上田 耕平
団員: 歯科医師 森 康仙 山岡 義孝
江戸 馨一 水藤 雅彦
陶山 富広 河村 能正
江上 雅之 林 正輝
白波瀬 龍一 砂川 裕亮
勝田 千尋 木村 慎一
山本 一真
歯科衛生士 東 清美 松山 幸代
道原 湖乃美 武石 佳奈恵
佐藤 かなえ 畑 桃子
後藤 穂香 井田 雅与
出口 朋実 奥田 沙織
      橋口 麻耶   櫻庭 千明  
      三上 愛      
    歯科助手 中森 知美   河越 ゆい  
      鈴木 恭子      
    その他 三澤 信也      
    現地サポート ロイ      

 
活動年月日 2016年10月8日 2016年10月9日
活動場所(施設名等) カオバン省
午前の部 午後の部 午前の部 午後の部
時刻 開始 8時00分 14時00分 7時30分
    終了 13時00分 17時00分 11時30分
派遣団員内訳
歯科医師 14人  14人
歯科衛生士 13人  13人
その他 4人  4人
子どもたちとの交流 206人 241人 199人
検診人数 206人 241人 199人
処置した人数 206人  241人 199人
処置内容
抜歯 239歯 303歯  112歯
サホライド 809歯 466歯  234歯
充填 96歯  139歯 51歯
感根処、抜髄等、生切  2歯 2歯  1歯   
ブラッシング指導 8人 6人  3人
フッ素塗布 80人 85人  95人
歯石除去 8人 6人  3人
       


第100回派遣団報告
団長 上田 耕平
今回も我々は昨年同様、山岳地帯の少数民族が多く生活している、カオバン省にて活動しました。
まず、今回も大きな事故やトラブルもなく無事に活動を終え、帰国できたことを嬉しく思います。
今回は、例年と比較して団員の数も多く、団長として団員全員をまとめることに不安を感じておりましたが、団員の皆さんがとても意欲的で情熱のある方が多かったので、例年通り楽しく活動を行うことが出来ました。
一日目は、カオバン省の中心部から車で約1時間の小さな村の小学校で診療しましたが、やはり中心部と比較して口腔内の状態も非常に悪かったため昨年と比較して、抜歯をせざるおえないケースが多々ありました。
二日日目は、昨年と同じ小学校で活動しました。一日目と比較して口腔内の状態はやや良好でしたが、昨年より抜歯適応のケースが多かったように思います。
今後の課題として、なるべく永久歯のC3の歯牙を残存させるための治療システムを考察することが今後の課題になると思いました。

今回も事前準備で藤岡先生とランさんに大変お世話になり、また現地では、ロイさんをはじめナムディン日本文化学院の理事・先生・学生さんに大変お世話になりました。ありがとうございました。

感想文(JAVDO2016)
歯科医院 林 雅輝
 今回私にとっては初めてのボランティア・初めての海外で本当に貴重な経験を積むことができました。団長を始め、ドクター・スタッフ・治療した子供達・その両親など全ての人に感謝しています。
 診療時においては、言葉が通じず、歯科医も知らない子供達を相手に相当苦労していましたが、周りのドクターやスタッフから的確なアドバイスをただき、
また、通訳をしてくれた学生さんたちも私と子供たちの間に入り、治療中も必死に励ましてくれました。このおかげで2日間乗り切れたのだと思います。
 また子供達も泣きながらも頑張って口を開けてくれて治療させてくれました。治療後には子供とその両親が笑って「バイバイ」をしてくれたのが本当にうれしかったです。おかげで普段の歯科医としての仕事もこの笑顔を見るためにしているのだということを再認識することができました。
 ただ、診療面ではうまくいかなかった点が多くあったので、しっかり準備をしてまた来年カオバンに戻って、もっと多くの笑顔をみたいと思います。
 最後に、カオバン1日目の小学校は貧しい地域で、口腔内の状態も非常に悪く治療も困難でしたが、JAVDOの活動目的はまさにこのような場所でのボランティアを継続することだと感じ、今後もこの活動に携わりたいと思いました。
 本当に充実した6日間でした。
 おかげで、しばらく『ベトナムロス』が続きそうです。

JAVDOボランティア活動に参加して
歯科医師  勝田 千尋
私は平成28年10月6日から10月11日にかけて今回初めてベトナムのボランティア活動に参加させて頂きました。まだ大学生であった頃、このJAVDOの活動について知り、いつか歯科医として是非参加させて頂きたいと思っておりました。
ハノイからバスで約8時間のカオバンに向かう道程では、JAVDOの活動目的にもかがけられている通りの「猛スピードで社会構造変革しているベトナム社会からはじき出された」地方の姿を窓から見える景色が物語っておりました。カオバンに近づくにつれ明らかに変わっていく人々の暮らしぶりや生活環境を眺めながら、どのような口腔内環境を持つ子供達が私たちを待っていてくれているのだろうかと不安な気持ちもありました。診療内容は、乳歯の抜歯と充填が中心でした。日本では見ることのないような口腔内環境にショックを受けながら、諸先輩ドクターから御指導の下自分に出来る限りのことを無我夢中で診療しました。帰国し、自分がベトナムの子供たちに何が出来たのかを考えると、答えはなかなか出ないのですが、日本にいると当たり前のよう受けることが出来る健診や健康教育、保健指導等の公衆衛生活動の意義・重要性を改めて実感することができました。このような貴重な経験が出来たことを心から感謝し、日々の診療に活かしていきたいと思います。
ベトナムボランティア活動に参加して。
歯科医師  木村 慎一
今回、初めて海外のボランティア活動に参加しました。
ベトナムに行くのは初めてで、道路のバイクの多さに驚きました。
カオバンは想像していたより栄えていて、夜でも照明が多く明るくて人々の活気が伝わってきました。
カオバンでは歯科治療を約30人行いました。
最初は言葉も自分の技術も不安でいっぱいでしたが、先輩ドクター、スタッフ、現地の通訳の方々の協力もあり、なんとかやり遂げることができました。
子供たちの口腔内を見て、歯科治療を受けることができない現状に衝撃を受けました。
今後の歯科医師人生にすごく良い経験になりました。
団長の上田先生、並びに多くの関係者の方々に感謝の意を申し上げます。

JAVDO感想文
歯科医師  山本 一真
今回初めてJAVDOの活動に参加させていただいた歯科医師の山本です。
まず若手の自分を誘っていただき、JAVDOの活動に参加させていただいたことにお礼を申し上げます。
1番最初にこの話をいただいた時は、いい刺激になるかな、とりあえず行ってみようかな、くらいの軽い気持ちでボランティアの活動を考えていました。しかし、団長との連絡のやり取りや実際の活動内容を詳しく知ったことで自分には少し荷が重いのではないかと思った事もありました。
自分より知識も経験も豊富な初対面の先生方、言葉の通じないベトナムの子供達とぶつかっていけるのかというプレッシャーに押し負けそうになった事もありました。
ただ、自分が慣れない環境の中でどれだけ通用するのか試してみたいといった気持ちも同時に込み上げてくる事もあり、とりあえず全力で取り組んでみようと思い参加を決めました。
実際に現地で診療してみた感想は、不慣れな環境の中で歯科に初めてかかる子供達の対応が非常に難しく、言葉が通じない事もあり果たして自分のやっている事が子供達のためになっているのかといった不安もありました。
ただ、治療中に泣いていた子供が終わったあとに笑顔で帰ってくれたのを見たら自分が来た意味が少しはあったのかもしれないと思う事が出来ました。

大人数が1つの方向にエネルギーのベクトルを向ける事はとても大変な事ですが、チームワークを発揮するととんでもない事が出来るのかなと思いました。
ベトナムに着いてからの約1週間ほんとにあっという間でしたが、人として少し成長できた気がします。
ありがとうございました。
ベトナムボランティアを終えて
歯科衛生士 奥田 沙織
今回が初めてのボランティア参加、そして初めての海外でした。ベトナムボランティアにて、自分のやることがわからないままで不安な気持ちが大きかったのですが、上田団長をはじめ、みなさんにたくさん声かけていただき不安な気持ちが少し和らぎました。
当日に子供たちを目にした時、まずは人数の多さに驚きました。そしてボランティアが始まり、口腔内を目にした時、子供達の口腔内の状況を全く想像出来ていなかった為、保存不可能な歯牙の多さに心が痛くなりました。日本とは違い、歯医者にて簡単に治療が受けられず、う蝕が進行していき、小さな子供でもう蝕で歯が破壊されている口腔内をみて本当にシビアな環境だということが、体験して分かりました。
今回の活動で、外科、保存、予防と全ての部門に入らせていただきました。実際に診療を行う中で、う蝕で歯がなかったり、う蝕になっている子どもたちは本当に多かったです。診療中は、泣きながら頑張ってお口を開けてくれて、治療法終了後には"ありがとう"と笑って手を振ってく姿を見て嬉しく気持ちになりました。
反省点としては、現地のスタッフの方や、子供たちとのコミュニケーションがあまりとれなかったことです。ベトナム語を少しでも学んでいけばよかったです。
以前からボランティア活動に興味があり、今回ボランティアに参加できたことを本当に嬉しく思っています。
5日間楽しく活動を行うことができたのも、一緒に参加されていた先生方、現地のスタッフの皆様が優しく対応して下さり、支えになって頂いたおかげです。
今回の活動で得たこと、学んだことは自分にとって、今後の仕事に対してだけでなく、考え方にも良い影響がありました。活動を終えて、学んだことは今後の診療や生活の中で生かしていきたいと思います。
貴重な経験させていただいてありがとうございました。
JAVDO 感想
歯科助手   河越 ゆい 
JAVDOチームの皆さん5日間お疲れ様でした。私は上田先生に自分から行きたいと、ボランティア志願したところ快くお返事して頂き、今回の活動に参加することが出来ました。そして最年少且つ歯科関係について1年半の新人助手ということで、最初は楽しみにしている気持ちと、緊張でいっぱいでしたが先生方や、衛生士さんと他の助手さんにはたくさんのお気遣いと心配りをして頂き、無事に終えることが出来ました。皆さんにとても感謝しています。それからホテルで同室だった道原さんには人一倍迷惑をかけてしまったと思います。5日間という長い期間でも嫌な顔一つせず、一緒に行動してくれました。本当にありがとうございました。そしてベトナムの通訳の子たちと仲良くなれて嬉しかったです。また来年も皆に会いたいと思っています。

それから診療についてはまずカオバン省で約400人の子供たちを診ました。口腔内が日本とこんなに違うのかと、驚きましたがたった一人だけカリエスのない子がいて感動しました。その子はきっと私達の活動が無ければ気づかれず、口腔内の環境を保てていなかったかもしれません。私達が診療を行ったことはとても意味のあることなんだなと、この活動に感心させられました。先生に連れてきていただけて本当に良かったです。
そしてハノイの学校でも200人程診療したのですがやはり抜歯で泣いて暴れる子や怖くて治療を受けられない子。泣き叫ぶ自分の子供を見て不安そうなお母さんを見るのは辛いところがありました。それに言葉が通じず、ゴーレン(頑張れ)としか言えず心苦しかったです。それでも最後にはプレゼントをもらって喜ぶ子の笑顔が見えました。各自役割を持って仕事をしている皆さんはとてもかっこよかったです。勉強になりました。これからもっと歯科について知識を増やしていき、先生や患者さんの力になれるように努力していきたいです。この貴重な経験を忘れずに、先生への感謝を忘れずに、今後の自分の人生に生かしていければと思っています。5日間楽しくてあっという間でしたが忘れられない5日間になりました。
皆さん本当にありがとうございました!!
 


特定非営利活動法人 日本歯科ボランティア機構